2008年10月31日金曜日

うちのネコのピカチュウ、ネズミを捕まえる!

うちのネコがネズミを捕まえた。歯が悪くなってしまい最近調子が悪かったのだが、昨日、動物病院でステロイド剤と抗生物質の注射を打って貰って、元気になったみたい。

外に出たがるので出してやると、自慢気に獲物を持って帰ってきた。もちろん人間には歓迎されず、獲物はあえなく没収され捨てられてしまう。おいらが折角捕まえた獲物を取りあげるとは……と不満気だったので、いつもは食べさせない肉の脂身をやる。ついでにフロントラインも。ネズミにはノミがいるのだ。

あまりないことなので、記念に書いておく。ピカチュウはエライのである。

食育白書:都市部の方が肥満者は少ない、野菜をたくさん食べる地域で肥満者が多い

農業協同組合新聞で平成19年度の「食育白書」が残念そうに紹介されている:
農政ニュース/JACOM: "農政.農協ニュース-19年度食育白書
肥満者の比率などを都道府県ごとに示したのも特徴的だ。男女ともに肥満者の割合が低いのは東京、神奈川、岐阜、静岡、大阪だ。

野菜の摂取量が男女とも高かったのは岩手、宮城、秋田をはじめ東北地方を中心とした地域だった。"
百聞は一見にしかず。「全国肥満地図」が掲載されていた。次のページ。


やっぱり野菜中心のおかずでコメを大量に食べるというニッポン型食習慣は、農水族の宣伝とは逆に、肥満につながるということだろうね。

10/31 Today ダンスホールの閉鎖(1940)……世界恐慌と新体制運動

戦前のニッポンを覆った「新体制運動」とやらでダンスホールが閉鎖される。新体制運動とは近衛文麿を中心に起こされた『みんな一緒にニッポン大好きになろう』という政治運動。排他的ファシズム運動とも言う。全政党が解散され、町内会、部落会、隣組が内務官僚と警察の指導のもとに整備され、外国由来のものは迫害され、国民全員が「ニッポン」というスローガンの元に結束することになった。ダンスホールも外来文化で「ニッポン的」じゃないから当然閉鎖:
日本舞踏史:目次: "1940(S15),10,31 戦争中は華美なダンスはまかりならぬと日本全国にダンス禁止令が出され、第二次大戦終結まで活動停止が続いた。"

この新体制運動だが、当時の世界恐慌と密接な関係がある。不況になるとグローバル化こそが不況の原因であるとして人々は排他的になり、国粋的な全体主義こそが恐慌脱出のためのいい手段だと認識されるのだ:

新体制運動 - Wikipedia新体制運動が進められた背景には、世界的なファシズムの台頭が挙げられる。当時、欧米諸国、とりわけソビエト連邦・イタリア・ドイツで一党独裁による挙国一致体制が進められていた。世界恐慌から通ずる情勢不安において、これらの国々が経済成長(不況脱却)をしているかのように見受けられたことから、全体主義こそが今後の世界の指針になりうると考えられた。
日本の知識人、特に時の首相、近衛文麿はこれを世界的潮流と認識し、やがて世界は「ソ連」、「ドイツ・イタリア」、「アメリカ」、「大日本帝国」の四大勢力による分割支配されるだろうと予想した。そのため日本では、時流に取り残されることを恐れ、また新体制に諸問題の解決を期待する運動が高まり、「バスに乗り遅れるな」というスローガンが広く使われるようになった。

平成の今、世界大不況が始まろうとしている。実体経済が大きく悪化することは避けられない。これだけのバブルがはじけた以上、なかなか不況から脱出するのはむつかしいだろう。

世界にはアホが多いので、またぞろ近衛文麿みたいなのが出てくるかもしれない。株価の暴落は資本主義のせいだ、経済の国家管理を進めなければいけないとの扇動的な主張が増えている(そういうやつに限って株には手を出さないので株価暴落で損をしていない)。イタリアでは「スローフード」やらを礼讃し外国食材を排斥しはじめている。

NHKなどテレビでは、「エコ」番組に加え、最近やたらイタリアの「スローライフ」文化を憧れの対象として紹介する番組が多い。「スローライフ」がイタリア的ファシズムの特徴とすれば、最近の日本を風靡する異常に潔癖な環境主義、外来生物排除運動は「ドイツのナチズム」の特徴でもあった。気になる兆候である。

2008年10月30日木曜日

日経:料亭はアウト(過去のもの)、ホテルがイン(時代の流れ)

今晩の日経で面白かった記事「永田町インサイト」。政治家の料亭離れは激しく「料亭政治」は完全に過去のものとなったという。かつては70軒もあった赤坂の料亭は軒並み閉店に追い込まれているらしい。「小泉チルドレン」のにわか代議士の中に「料亭に行きたい」と言い放ったバカがいたが、その時点で料亭はすでに過去のものになりつつあったと明言する。拍手。

この傾向は小泉首相の時代から始まっていたという。小泉改革には未だ賛否の両論があるが、彼が「料亭」と縁を切ったというということについては、誰もが評価するべきだろう。一人あたり最低数万円はボッたくるニッポンの料亭は、どう考えても異常な存在だった。

邱永漢は料亭で飯を食って、その代金と供される料理の質と量の格差に驚倒し、料亭こそニッポンの「所得再配分機能」だと喝破した。「一個10万円のマンゴー」や「キロ数万円の牛肉」など、バカげた値段の食材が日本で生産されているのは、この料亭需要に対応したものに他ならない。国民から税金を吸い上げ、地方に交付金としてばらまくだけでは気が済まず、官費で料亭で大散財をして地元への資金環流を図る。これが日本の政治家の「心意気」。その真似をおいらもしてみたいと普通の企業でも社用族が跋扈するようになった。さらに、自分のお金で料亭で散財することが格好がいいと思うアホも出現するようになったのである(これは真性のバカ)。

「料亭や日本旅館こそがニッポンの文化」といって、お上に保護と援助を求める声がある(旅館の女将おばさんが大挙して官邸に陳情に来たらしい)。でも、ああいうカッコワルイものはなくなってくれた方が、世のため人のためだ。

一個10万円のマンゴーについてもそうだ。日本の農村が料亭(虚業)需要を当てにした「高級ブランド品」の生産に専念するようだと、料亭と同じ運命をたどる。どっかの知事があんなマンゴーを作れと言ったらしいけど、あいつも「料亭に行きたい」代議士レベルなんだろうね。

10/30 Today 教育勅語の発布(1890)

お上が子供の教育を管理するようになったのは、この日が始まり:
教育ニ関スル勅語 - Wikipedia: "1890年(明治23年)10月30日に発布された教育勅語は、山縣有朋内閣のもとで起草された。直接の契機は、山県の影響下にある地方長官会議が同年2月26日に「徳育涵養の義に付建議」を決議し、知識の伝授に偏る従来の学校教育を修正して、道徳心の育成も重視するように求めたことによる。明治天皇が以前から道徳教育に大きな関心を寄せていたこともあり、榎本武揚文部大臣が道徳教育の基本方針を立てるよう命じられた。ところが榎本はこれを推進せず、更迭された。"
江戸時代の寺子屋教育は「読み・書き・算盤」と言う実技教育に徹しており、イデオロギーとは無縁であった。江戸時代の識字率は同時代の世界でトップ水準にあったと言う研究もあり、極めて効率的な教育システムでもあった。でも兵隊を大量生産するには向いていなかったので明治政府は寺子屋を廃止して薩長政府を敬えとの「国民日の丸教育」を開始するのである。旧幕臣の榎本武揚がこれに違和感を感じたのはよくわかる。

戦争に負けて、この「国民日の丸教育」は兵隊の大量生産という目的では使われなくなったが、義務教育では相変わらず「お上」による国民教育の支配が続いている。困ったものである。

2008年10月29日水曜日

またしても農民の「ごね得」で飛行場がダメになってしまった!

asahi.com(朝日新聞社):開港延期を正式表明 静岡空港、立ち木が阻み3月断念 - 社会: "滑走路西端から1400メートル付近にある計153本の立ち木が、航空法の制限表面(高さ制限)を最大12.7メートル超えていることがわかったため。所有者は伐採に応じないため、滑走路を短縮する異例の対応をとる。"
全く嫌になる。おいらの貴重な税金がどんどん無駄になっているのだ。

あんな地方空港がホントに日本経済のためになるかは別問題。あんなイナカ空港建設で儲けるのはこのエゴ丸出しの反対派とは別グループの地元農民地権者だけであり、所詮今回の事件も「内輪もめ」。でもこの事件は実に象徴的であると思う。ニッポンでは地権者の権利が過大にプロテクトされており、公共の利益が無視されるのである。いまだにまともな飛行場として機能していない成田空港の例を見ればわかる。

この地権者絶対有利の法制度は、日本の経済力を弱めようとしてGHQが日本の法制度に組み込んだと言われている。イナカの地権者がナショナリストのくせに妙に屈折したアメリカ万歳精神を持っているのはこのためである。GHQのおかげでの農地をただでもらえたのだ。

NHKニュース:「韓国人の“オンナ”三人を……」

今やってたNHK首都圏ニュース。韓国人の“女”三人を不法入国させてホステスとして使っていたとしてバーの経営者が逮捕されたという。アホな「ポリティカリーコレクト」大好きのNHKとしては、普通は“女性”と言うのが正しいのではないのか。でも、韓国人に限っては“オンナ”でいいらしい。

「ポリティカリーコレクト」大嫌いな散人としては「オンナ」で全く問題がないと思うが、NHKの「女性」と「女」の微妙な使い分けが気になる。NHKは日本人女性に対しては、凶悪犯人でもない限り、「オンナ」とは言わない。「女性」というのが正しい用語(らしい)。韓国人だから、被害者であるかも知れないのに拘わらず、平気で「オンナ」というのである。

NHKは、やっぱり人種差別丸出しの、ファシスト的ヒャクショウ放送局だ。NHKのおかげで「ヒャクショウ文化」が日本を覆い尽くすことになるのである。

Google Reader の共有コメント機能は使える、はてなブックマークより便利?

最近 Google Reader のコメント機能を多用している。本文からの引用が自由自在だし、コメントの字数制限もない。公開・非公開もアイテムごとに選択出来るし、これって便利。

おいらの公開コメントURL:

http://www.google.com/reader/shared/00832201884957572214?hl=ja

Google BookMark よりも使いやすい。さらに、ごく内輪の悪口なんかを自由に書けるから(書いてないけど)はてなブクマよりいいか。

新興国債券投信は全部処分

株価にばかり気をとられていたが、円高もあって新興国債券投信はおしなべて悲惨な状況。ぼつぼつ処分してきたが今日で全部処分完了。

株価はまだ戻る可能性があるが、新興国からのマネー流出は止まる気配がない。今後の展望も描けない。理想的に行っても、せいぜい現状維持だろう。逃げの一手。

これ参考になる:
新興市場に燃え広がるデレバレッジの炎(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース


債券はこわい。日米株でリベンジだ。

10/29 Today 日本で宝くじが発売される(1945)

宝くじの歴史: "昭和20年、装いも新たに、名称を変えて「宝籤」が登場(10/29)。ニセモノも出るほどの人気。1枚10円、1等10万円、カナキン50ヤールつき、ハズレ券4枚でキンシ10本がつく。"
「カナキン」とはキャラコ(綿布)のこと。なんとも物不足の時代を象徴している。

「一等10万円」といわれてもピンと来ないが、当時の物価は:
●厚生省指導による組立住宅(6坪余)1,500円●白米1升(ヤミ値)70円●大根1貫目(自由販売価格)8円●東北本線沿い耕作地1坪3円50銭
とのこと。10万円は大金だったのである。

ちなみに、宝くじの場合、胴元の取り分はどうなっているのか? 驚くことに半分以上なのだ。下のページに円グラフがある:
宝くじの収益金: "宝くじ1枚の金額は、このように振り分けられています。"

ルーレットの胴元取り分は1/36。これを考えればいかに宝くじが割に合わないギャンブルかわかる。

株もギャンブル。損するときも得するときもあるが、少なくとも「お上」にピンハネされることはないので、公平なゲームだ。

2008年10月28日火曜日

NHKクロ現:カンボジアNGO、親切のつもりが迷惑に

今晩のクロ現。カンボジアでNGOが掘った井戸からヒ素がでて、みんな苦しんでいるという:
クローズアップ現代 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]: "クローズアップ現代「善意の井戸で悲劇が起きた」
今、アジアで井戸掘りを行うボランティアが中高年や若者の間で人気になっている。各国のNGOが行う井戸掘りだが、中にはヒ素が検出されるものが出ている。実態を伝える。"
そのことについては何も云わない(仕事というものをすれば、所詮よくあることだから)。でも番組に出てきた若者が「自分探しのために」カンボジアで井戸を掘っているという言葉には引っ掛かった。

昔、橘玲がこんなことを言っていた:
豊かな社会では「自分探し」の旅が流行するが、大抵の場合、探すべき自分は最初から存在しない。

そうなんだよな〜。「自分探し」なぞ言っている若者には、最初から「自分」というものが存在しないのである。人生というものは、もっと厳しいものだ。まず自分が食うだけのものは自分で稼ぐ。その次は家族を食わせる。これだけでもたいへんなことなのである。「自分探し」なぞというものは、金と暇があるノーソン地主階級に生まれているのでない限り、しょせん分限不相応な贅沢なのである。

もっとも、ニッポンはすでに橘玲が言う「豊かな社会」ではなくなりつつある。つまりみんな確実に貧乏になっているのだ。でも、そのおかげで「自分探し」などという甘ったれた言葉が若者から聞こえなくなるとすれば、とてもいいことなのかも知れない。

でも結構そういうのはまだ多いのである。イラクで人質になった若者も地方の資産家の子供だったし……こういうことを解決するのが先か。

さくら水産:あじの塩焼きランチは豪華だったよ

さくら水産の前を通ると今日の日替わり定食A(500円)はアジの塩焼きとのこと。さっそく食いましたよ。アジが二本も出てきた。

なんかもう、昔懐かしくて涙が出るくらい。小さいときはよく食べた。でも当時は二本ではなく一本だった。昔のニッポンは貧しかったのである。

世界大不況が始まり、またぞろどんどん貧しくなっていくニッポンでも、さくら水産では安価に良質の食事が食べられる。オージービーフも輸入豚肉も格段に安くなっているし、円高も捨てたものではないのだ。ちょとした工夫で円高不況も乗り越えることが出来るのである。

この期に及んで相変わらずバカダカイ国産農産物なんかにこだわっていると、ホントに人生の「負け組」確定。

10/28 Today 禁酒法の成立 (1919)……禁止するから犯罪が起こる

大恐慌に先だつこと10年、1919年の今日、アメリカ議会で「禁酒法」が成立した:
Volstead Act - Wikipedia, the free encyclopedia: "The bill was vetoed by President Woodrow Wilson (largely on technical grounds, because it also covered wartime prohibition) but overridden by Congress on the same day, October 28, 1919. The Act specified that 'no person shall manufacture, sell, barter, transport, import, export, deliver, furnish or possess any intoxicating liquor except as authorized by this act'."
アメリカならではのへんてこりんな法律だと思われるだろうが、古今東西、この類いの法律はいっぱいある。なんでも規制すれば物事は解決するとか、国民を善導するために法律で数値目標を決めるべきだとか、アホな「思いこみ」が強い人が多いのだ。その結果、ごく普通の行為が「違法行為」となってしまい、世の中は「犯罪者」で溢れると言うことになる。

ちなみに、日本の入国管理法も同じようなものだ。外国人労働者を厳しく制限することで、法律に違反した「犯罪者」を多量に作り上げている。外国人犯罪件数の大部分は「違法滞在」なのである。法律が犯罪者を作り、そのことで国民が外国人を更に憎むようになる(今のイタリアで起こっている外人排斥ファシスト運動をみよ)。

「食育基本法」とかもそう。朝食を摂らない人間をゼロにすると法律で決めてしまった以上、つい朝寝坊をして、亭主や子どもに朝ご飯を食べさせないで送り出すと「法律違反」となる。恐ろしいことである。

食料自給率の数値目標を定めた農業基本法も同じ。自給率数値目標の達成は「法律に書いてある以上」国民の義務であり、そのために「お上」が国民に粗食を強制したり、外国からの食料輸入を禁じて食糧鎖国をして国民に多大の負担を強い、さらには餓えさせてでも「法律に書いてある以上」正しいことだし必要なことだという論法につながっていく。

食品の残留農薬についての異常に厳しい「ポジティブリスト」やらもそうだ。国内農家を保護するため「安全・安全」をスローガンに輸入品をシャットアウトする目的で作られたが、そのおかげで結局何も食べられなくなり、国民は「高価格」という新たな負担を求められている。

得するのは一部の利権集団と、法律を実行に移すために自分の仕事と予算と権限と部下の数が増えて喜ぶお役人だけ。

2008年10月27日月曜日

やよい軒:かつ丼390円キャンペーン(いまだけ)

新聞と一緒にチラシが入っていた。かつ丼が今だけ390円とのこと:

http://www.yayoiken.com/news/index.html


日頃ぼられっぱなしの都市貧民に温かい手を差し伸べるとは、とても良心的でよろしい。こういうお店は応援しよう。

10/27 Today テディベアの日……とのこと

10月27日 今日は何の日~毎日が記念日~テディベアズ・デー

テディベアの名前の由来となったアメリカ26代大統領セオドア・ルーズベルトの誕生日。イギリスのテディベアコレクターの間で始められ、世界中で「心の支えを必要とする人たちにテディベアを贈る運動」が行われている。日本では日本テディベア協会が1997年から実施。
1902(明治35)年の秋、ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出掛けたが、獲物をしとめることができなかった。そこでおつきの人が、同行していたハンターが小熊を追いつめて最後の一発を大統領に頼んだが、「瀕死の小熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」として撃たなかった。このことが同行していた新聞記者によって新聞に掲載され、このエピソードに因んで、翌年、ニューヨークのおもちゃメーカーが熊のぬいぐるみに、ルーズベルト大統領の愛称である「テディ」と名づけて発売した。その頃、ドイツのシュタイフ社の熊のぬいぐるみが大量にアメリカに輸入され、この名前が広まった。


山中湖にテディーベアの博物館がある:

http://www.teddyworld.info/index.html

入ったことはないけれど、好きな人には面白いかも知れない。今ちょうど紅葉が見頃らしい。

2008年10月26日日曜日

日経:世界の株式時価総額が半減 負の連鎖、3000兆円消失

日本の個人金融資産の二倍の金額が一年間で消滅したという:
NIKKEI NET(日経ネット):: "世界の株式時価総額が半減 負の連鎖、3000兆円消失
 世界全体の株式時価総額が急減している。前週末は31兆ドル(約3000兆円)となり、昨年10月末のピークに比べて半減した。1年間で約3000兆円が目減りした。"
表とグラフをクリッピング。



人間というものはおかしなもので、みんなが損していると思えば、それほど不仕合わせじゃない。

「災難に逢う時節には(人並みに)災難に逢うのがよろし」

『いつも野党に投票しよう』(遠藤直哉)

この本のタイトルに賛同。あの榊原英資も推薦している:
いつも野党に投票しよう! 繰り返す政権交代
どっちもどっちでいい加減。だから、せめて既得権集団との腐れ縁のない方に投票したいと思う。

それでダメだったら、また「野党」に投票すればいいだけの話。

『正義で地球は救えない』(池田清彦+養老孟司)

新聞広告で見た本:
正義で地球は救えない

買ってみようかな〜。でも書いてあることはほとんど知っていることだと思う。

「環境」が一種の宗教と化している。それにつけ込んで「環境」で儲けようとしたり、それで飯を食おうとする人(「プロエコロ」)が多すぎるのが問題。誰も千年先のことはわからないから、いくらでも終末論で恐怖心を煽ることが出来るし、なんとでも言える。便乗する利権集団も続々でてくる。新興宗教の教団と同じ手口だね。

2008年10月25日土曜日

なぜニッポン人は刹那的なグルメ消費に法外なお金を遣うのでしょうか?

テレビを観ていたら、またしても「大間マグロ」の宣伝番組。なんでも消費者は「国産」という名前が付くだけで数倍の値段を払うらしい(日経Plus1)。日経夕刊の新連載「おたふく」(山本一力)も、鱶のヒレにお金の糸目を付けない札差のために経済性を無視してたいへんな苦労をする江戸商人のお話。世界大不況が今から始まろうというのに、実に脳天気なものだ。紀田順一郎先生もこの風潮を憂っておられたことを思い出した。

と思って紀田順一郎センセーのHPを観ると、すでに閉鎖となっている。幸いメモしていたテキストが残っていたのでご紹介。「ニッポンの成金のお金の使い方」というタイトルだったと記憶する:

■国民性ということには相違ないのですが、こうした性格をつくりあげたものは、長い長い鎖国時代を通じて、上昇志向や一定の努力が、巨大な壁のような支配社会体制によって全面的に阻まれてしまう風土をつくりあげてしまったのです。福沢諭吉が「封建制度は親の敵(カタキ)でござる」といったその言葉には、血を吐くような怨念がこもっていたといえましょう。
 
■江戸時代の商人は、いくら稼いだところで、社会の上層には参画できません。階級的な地位が低かったからです。ここにもうけを絶対に公共に還元せず、衝動的に濫費するのが当然、どこが悪いという感覚が生まれたのです。市民的革命を経た西欧ブルジョアジーとの決定的な差異といえましょう。


けだし名言。ニッポンの庶民は、いくら努力しても制度的に道が閉ざされているため、上層への移行が出来ない。だったら手軽に出来る「グルメ」とやらで刹那的な満足を見いだすしかないのである。江戸時代にいくらお金があっても身分制で縛られて上層への道を閉ざされていた「札差し」と同じなのである。

平成の時代になっても、封建時代と同じような閉塞感が社会に漂っている。無理やり這い上がろうとしたホリエモンなんかはエスタブリッシュメントによって社会的に葬り去られるし、政治家はイナカ地主の二代目三代目ばかり。人々は「グルメ」とか「エコ」とやらに逃避するしかないのだ。でも、それで儲けるのは、日本の支配者階層であるであるノーソン既得権集団。

悲しいことである。

10/25 Today アザンクールの戦い(1415)……長弓についてちょっとお勉強

1415年の今日、ノルマンディーに上陸したヘンリー5世率いる英軍はフランスの重装騎兵軍団を撃ち破る。さすがロビンフッドの国、長弓隊が大活躍した。
アジャンクールの戦い - Wikipedia: "アジャンクールの戦い(「アザンクールの戦い」とも)は、百年戦争中の1415年10月25日、フランスのアジャンクールで、ヘンリー5世の率いるイングランド軍(7,000名)がフランス諸侯軍(20,000名)を破った戦い。イングランド軍が長弓隊を駆使して、数に勝るフランスの重装騎兵に圧勝した戦いとして有名。多くのフランス貴族が討ち取られ、フランスがヘンリー5世の子孫によるフランス王位継承を認める原因になった。"
この長弓とはどんなものだったのか。

例によって、まず両軍の配置から:


左上がフランス軍。真ん中に「クロスボウ隊」を配置している。クロスボウとはローマギリシャ時代から使われてきた強力なカタパルト式の弓(弩)。威力がすごく素人でも使いこなすことが出来るので重宝された。ただ打つのに手間がかかり連続発射が苦手(一分間で一発程度)。

一方、右下のイギリス軍の前面には「ロングボウ隊」がいる。ロングボウとはつまり「長弓」のこと。これはロビンフッドなんかが使っていたもので、いわゆる弓。原始的なかたちなので古くさい兵器と思っていたが、実は当時の最新式の強力な武器だった。もともとはウエールズで使われていたもので、ウエールズに攻めていったイングランド軍がひどい目にあって、それ以来イングランド軍に導入されたもの。ここに詳しい:
ロングボウ - Wikipedia: "ロングボウ (Longbow) は主にグレートブリテン島のウェールズおよびイングランドで使用された弓の事。長弓の一種で狩猟、戦争などに用いられ、名前のとおり長さが4-6フィート(1.2-1.8メートル)程もある長大なものである。英語表記で“ Longbow ”を直訳すると“長弓“となり、また和弓を含めた長尺の弓全般を指す『長弓』の意味も持つが、本項では“ English Longbow ”、則ちイングランド地方で使用されたロングボウの事に関して扱う。"

鎧なんか一発で貫通したらしい。クロスボウと違って一分間で10発程度の連射が出来た。ただものすごい体力が必要で(45キロの力を加えないと引き絞れなかった)特別に訓練をした農民兵を使う。イギリス軍は長弓隊を使って大量の矢の「弾幕」を突進してくるフランス重装騎馬隊に降り注がせた。映画なんかでやっているが、見るからに恐ろしい。騎兵が敵陣まで攻め込めるかどうかは、防戦側の飛び道具の射程と連発能力で決まるが、長弓の射程距離と連発力がフランス騎兵の突進力に勝ったというわけ。

アザンクールで負けてしまったフランスは100年戦争で最大の危機を迎えるが、やがてジャンヌ・ダルクが出てきてその危機を救う。戦争は勝ったり負けたりなのである。株と同じ。

閑話休題。イギリスとフランスは、お互いを敵と見なし、このように何百年も戦争を繰り返したけれど、今は仲良くなっている。日・韓・中も、そうなるといいね。

2008年10月24日金曜日

Le Monde : 今回の金融危機は「世代間富の格差」の革命的是正につながるか?

ルモンドの若手(?)記者がこんなことを書いている:
Tsunami financier ou révolution démographique, par Olivier Dousset - Opinions - Le Monde.fr: "Historiquement, lorsqu'une classe ou une partie de la population dominait outrageusement, une révolution finissait par rétablir l'équilibre. Et si aujourd'hui, alors que les révolutions sont passées de mode, les crises financières produisaient les mêmes effets ?"
ニクタラシイ。

戦後のべービーブーマー世代(日本で言えば団塊の世代)は世界中どこでも嫌われているようだ。今回の金融危機で、今までいい思いをしてきて、お金まで貯め込んだ高齢者が財産をなくし、若い世代が安くなった株を底値で買えるので、これは「革命」と同じで資産の世代間移転効果があると喜んでいる。アホ。

興味のある人は、字引でも引いて、読んで下さい。

10/24 Today 暗黒の木曜日 (1929)……世界大恐慌が始まった

1929年のこの日、ニューヨーク株式市場が大暴落。世界恐慌が始る。「暗黒の木曜日」。その後何が起こったかは、周知の通り。

恐慌の悪影響は長く継続した。ニューディールで財政をバンバンばらまいても、失業対策をしても、アウトバーンを作っても、ユダヤ人から財産を取りあげても、更に世界戦争をやっても、景気はよくならなかった。経済の体温計といわれる長期金利が恐慌以前の水準に戻るのは、ようやく1960年代になってのこと。30年以上かかった。

株価の推移を見てみよう:



全くいやになるね。30年といえば、その前にたいていの人は死んでしまうのである。「長期的にはわれわれみんな死ぬのである」とはケインズの言葉。

結局ガルブレイスが言ったように「資本主義というものはキチガイじみた馬鹿騒ぎとその反動としての恐慌を繰り返すもの」なのだ。今から思えば、第二次世界大戦後の世界で起こった急速な経済成長自体が、バブルであったのかも知れない。

2008年10月23日木曜日

「琳派とは、”スクール”ではなく、”スタイル”である」(うちのカミさん)

うちのカミさん(Annie Vercoutter)は、たまにすごくいいことを言う。琳派とは、「派」という漢字が付いているが、決して「スクール」ではない。それは「スタイル」であるという。

安土桃山時代、俵屋宗達で始まった「琳派」は一貫して師弟関係を持たず、師から弟子への「技術」の伝搬は行われなかった。師弟関係を全く持たなかった江戸時代に尾形光琳などのいわゆる「琳派」で蘇る。だから、これは技術伝達集団である「スクール」ではなく「スタイル」であるというのだ。

散人は美術史には全く疎いので、とても感心した。そうか「スクール」ではないのだ。だから国際的な「普遍性」をも持ったのだ。クリムトやルドン、さらにはマチスにまで「琳派」の影響を見ることが出来る。これは職人芸の伝承ではない「スタイル」だからこそ可能であったのだと、納得。

それに引き替え、昨今のニッポン芸術界では、「スクール」が幅を利かせているな〜。親分子分の関係。「文壇」とか「○○賞」とかいう言う権威主義もそう。またNHKが大好きな伝統芸術の「職人芸」の世界も所詮は「スクール」の世界。これでは閉鎖集団のメシのタネとはなっても、世界的な普遍性は持ち得ないのだ。目からウロコである。

現代ニッポンの若者は、ニッポンの伝統とやらの「スクール」に安易に逃避しているような気がするが、如何だろうか。

「団塊の世代は貧しい老後を経験する始まりの世代」(大西宏)

これは名言集に収録:
大西 宏のマーケティング・エッセンス:新幹線が年配の人たちで混雑している - livedoor Blog(ブログ): "団塊の世代は、最後に賃金調整を受けた人、さらにバブル崩壊以降に早期退職などでリストラ対象となった人も多いわけで、ハッピーリタイヤ組ばかりとは限りません。勝ち逃げの最後と言うよりは、貧しい老後を経験する始まりの世代と言った方がいいのかもしれません。"
「始まりの世代」という点が重要。いまのままバラマキ政治を続けて行けば、いまの現役勤労者の老後はみな悲惨になるからである。

だから大西氏はマーケッティングの対象としてはもっと上の世代を狙えと言われる:
リッチなシルバーを対象にしようとするなら、団塊以上の世代を想定したほうがよさそうです。先行きの不安を抱える団塊の世代は、人数が多くとも、マーケッットの対象としては魅力が薄いのではないでしょうか。ましてこれだけ株安になってくると警戒感が高まり、消費意欲は下がってくるのではないかと感じます。団塊の世代の財布をアテにしたビジネスは厳しそうです。
それよりは、団塊世代より上の世代はまだまだ元気だし、貯蓄も多く豊かだということを新幹線の混雑でつくづく感じさせられます。

でも、散人の実感としては「地方の老人」を狙い打ちすればより効率的だと思う。みな資産家ばかりだし、農地の宅地転用売却で現金を持っている人が多い。悪人どもはすでにそれに気がついていて、新聞なんかではイナカの資産家を狙った犯罪が多く報道されている。マーケッティングも同じ。所詮、都会の貧乏人相手に商売で儲けることは出来ないのである。

10/23 Today ハンガリー動乱勃発……ソ連と戦車には勝てなかった

1956年10月23日、ハンガリーで大規模な民衆蜂起が起こる。鎮圧のためにソ連軍戦車が出動。市民達は絶望的な市街戦を繰り広げたが最後は踏みにじられてしまう。
ハンガリー動乱 - Wikipediaハンガリー動乱(ハンガリーどうらん)とは1956年にハンガリーで起きたソビエト連邦の権威と支配に対する民衆による全国規模の蜂起をさす。1956年10月23日、ハンガリーの人々は政府に対して蜂起した。ソビエト軍は反乱に対して介入し、ソビエト軍部隊(戦車2500両・15万人の歩兵部隊)が侵攻した。ソビエト連邦に支援された新しい共産主義政府を組織され、政権の閣僚や評議会を指導していた多くの市民が新政府によって処刑された。1960年代に発表されたCIAの推定によると、およそ1200人が処刑。この一連の戦闘の結果として、ハンガリー側では死者が17000人に上り、20万人が難民となって亡命した。
19世紀のヨーロッパでは民衆の蜂起はたいてい政権交代に繋がったが、この時は成功しなかった。なぜか。

ナポレオン三世に始まるヨーロッパの首都での街路整備と戦車の発明で古典的な民衆蜂起は物理的に不可能となっていたのである。誰もソ連軍はやってこないだろうと思っていたのだが戦車が出てくるとひとたまりもなかった。

日本にはそもそも古典的民衆蜂起の伝統がないので、政府も街路を整備する必要性を感じなかったのか、いまだに都市の道は狭く、おまけにコンクリートの電柱だらけ。戦車は通りようもない。だから東京なんかは民衆蜂起が成功する可能性は残っている街なんだけれど、今どきの人は行動に訴えないからお上も安心して都市貧民から搾取してイナカへのバラマキを続けることが出来る。

2008年10月22日水曜日

PBS : ニコラス・タレブ、経済危機を語る……「毎晩眠れない」

PBS放送。『まぐれ』の著者ニコラス・タレブとのインタビュー。細かいところまではよくわからなかったが、タレブが現在の危機をとてもシリアスに捉えていることだけは口調からわかった。ヘッジファンドのポジション修正の勢いは各国政府や中央銀行で対応できるような規模ではないという。アメリカ独立戦争以来の危機だと:

http://www-tc.pbs.org/newshour/rss/media/2008/10/21/20081021_solman.mp3

あんまり澤上篤人氏の楽観論に踊らされない方が良いみたい。

OECD:日本の高齢者の貧困率は加盟国平均の二倍に近い

いささか驚いた記事。この報告書は日経でも紹介されたがネットでは肝腎の個所が読めない。日本は格差社会ではないが、高齢者の貧困率が際だって高いとのこと。
OECD報告書(日本の部分):1985年以降、子供の貧困率は11%から14%に増加したが、66歳以上の人の貧困率は23%から21%に減少した。これは、依然、OECD平均(13%)を上回っている。
可哀想なニッポンのお年寄り。

おまけに貧困層では極めて大きな支出項目である食料品などのエンゲル係数アイテムの価格が異常に高い。これは農家への補助金を都市部の消費者に高価格というかたちで負担させているためだが、都市部の高齢者の貧困実態を見かけより更に悪いものとしている。

年金老人たち、もっと怒れ!

10/22 Today 中原中也が死ぬ(1937)

中也さまがお亡くなりになる:
中原中也 - Wikipedia: "中原 中也(なかはら ちゅうや、明治40年(1907年)4月29日 - 昭和12年(1937年)10月22日)は、山口県山口市湯田温泉生まれの詩人・歌人・翻訳家。旧姓柏村。350篇以上もの詩を残し、それらの一部は、中也自身が編纂した詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に収録されている。また、『ランボオ詩集』を出すなど、フランスの詩人の紹介にもつとめた。上京後は18回にも及ぶ転居をしている。"
おいら中高年にはいささか辟易するが、今でも人気があるらしい。

今度始まった Google ブック検索は便利。例えば「汚れっちまった悲しみに」で検索すると、この言葉を含んだ書籍がリストアップされ、該当ページをプレビューすることが出来る。こんな具合:

http://books.google.co.jp/books?id=rAZb7K-3WQsC&pg=PT17&dq=汚れっちまった悲しみに&as_brr=3&ei=e4D-SKj-DYWQtAOW9YW0DA

Amazon でもプレビューは出来るけれど、けっこう面倒なのだ。Google はエライ。

2008年10月21日火曜日

住友商事を慌てて買い込む!

先週末700円近くまで下がった住友商事。月曜日に買おうと思っていたが、ついつい買いそびれているうちに、どんどん上がりだしてしまった。イマカラデモオソクハナイ。@800円で買った。

それでも簿価を大幅に下げることが出来た。1000円まで行ったら売り。行かなくても配当利回り5%程度あるし長期保有によい。

配当が維持されるかであるが、総合商社の営業利益はほとんど世界名目GDPで説明される(決定係数0.95以上)。世界名目GDPが大幅にマイナスになることはちょっと考えられないし、グロソブなんかより良いかも知れない。

大江戸寿司でボラを食ってきた!

運動不足気味。昼は四谷三丁目まで歩いて行ってメシにした。大江戸寿司の今日のおすすめはボラだという。さっそく食ってみた。

はじめてボラのスシを食った。旨かったですよ。ついでにスズキとコハダ。ここのコハダは特におすすめ。

ネットは回転寿司に対する異常な中傷で満ちあふれている。鮨屋の業界団体や漁業組合が組織的にネガティブキャンペーンをしているのか、それを信じて踊らされるナイーブな連中が多いためか。散人はサカナを食べるときは自前の仕入れルートを持っているさくら水産か大江戸寿司。家では食わない。小売店では高いサカナしか置いてないし、そもそも産地の4倍にまで値段が跳ね上がるサカナの流通形態は間違っていると思うからである。

いわゆる高級魚とはたまたま昔からそれを食っていたからそうなっているだけの場合が多い。スズキなどはフランス料理では最高級の食材だ。日本では東京湾でばかばかとれる。地産地消なので余所もんにボラれる心配もない。

戦後自民党が作り上げた日本システムとは、要は都市住民からイナカ住民への所得移転システム。宣伝塔のNHKが国民洗脳を一手に引きうけている。株も下がったことだし、都市住民はすべからくこのシステムの裏をかくことを憶え、真面目に自衛しなければ、最後はケツの毛まで毟られ、イソップのキリギリスみたいになってしまうよ。

10/21 Today 義経と頼朝、黄瀬川で「涙の対面 」(1180)

世にいう黄瀬川での涙の対面:
富士川の戦い - Wikipedia: "富士川の合戦(10月20日)の翌21日、黄瀬川駅(静岡県駿東郡清水町)で若い武者が頼朝との対面を願い出た。『吾妻鏡』によると「弱冠一人」、『源平盛衰記』によると20余騎を率いていた。頼朝の挙兵を聞いて奥州平泉から駆けつけた弟の九郎義経であった。
土肥実平、岡崎義実、土屋宗遠は怪しんで取り次ごうとしなかったが、騒ぎを聞きつけた頼朝は「その者の歳の頃を聞くに、陸奥にいる九郎であろう」と言い対面がかなった。
頼朝は後三年の役で源義家が苦戦していた時、その弟の義光が官職を投げうって駆けつけた故事を引いて、義経の手を取って涙を流した。"
でもこれは頼朝の芝居だったとの説もある。

頼朝はこのときすでに前日の富士川の戦いで平氏を潰走させて大勢を決めていたし、軍馬の宝庫である奥州から来るというのに軍勢も引き連れずわずか数騎で(おまけに富士川の戦いに遅れて)駆けつけた義経に今さら弟面されても面白くなかった。でも、さすが政治家頼朝。「涙の対面」芝居を打つことで関東武士たちの心をつかんだという。今も昔も、ニッポン人は涙に弱い。

2008年10月20日月曜日

Google ストリートビュー:フランスが追加された!

フランスのストリートビューが見られるようになった:
Google Japan Blog: フランスの街並を楽しもう!: "フランスは、ヨーロッパの中で一番最初にストリートビューの映像を利用できる国となりました。"
パリの観光街歩きが居ながらにして出来るようになりました。

パリばかりじゃなく、バンリュー(イナカ)もカバーされている。画像は日本のやつより鮮明みたい。人の顔も判別できる。

10/20 Today バート・ランカスターが死ぬ(1994)

バート・ランカスター - Wikipedia: "バート・ランカスター(Burt Lancaster, 1913年11月2日 - 1994年10月20日)は米国の映画俳優、映画プロデューサー。ニューヨーク生まれで、本名は Burton Stephen Lancaster。"

娯楽作品の悪役としても有名だが、とても印象深い役をたくさん演じた。


とても印象に残っている映画:







「山猫」でランカスターが演じるイタリアの老貴族は「変わらずに生きてゆくためには、自分が変わらねばならない」という名言を発する。小沢一郎がこの文句を気に入って引用しているが、彼の場合、ノーソンへのバラマキを公約したりなんかして、ちょっと節操がなさ過ぎる。まあ、政権交代のためならなんでもありということはわかるんだけど……。


2008年10月19日日曜日

「1バレル100ドル以下は適当でない」(イラン石油相)

NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載: "「1バレル100ドル以下は適当でない」 イラン石油相"

なんでもバラマキに使ってしまったので(またそれを制度化してしまったので)石油の値段が安くなるのは困るそうだ。

NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載: "イランの2008年度予算は編成段階では原油価格を1バレル約40ドルで計算しているが、実際には歳出に均衡する歳入を得るには「1バレル90ドル前後が必要」(テヘランの外交筋)。イランは石油輸出国機構(OPEC)でサウジに次ぐ産油量を誇る一方で、7000万人の人口を抱える。アハマディネジャド大統領が原油高を利用して支持基盤である低所得層向けの補助金政策を拡大してきた結果、原油価格急落の反動が急速に財政運営を脅かし始めている。"

ということらしい。

バラマキするならせめて一回きりのボーナス方式でやって欲しいな。バラマキを制度化すると、賃上げと同じで、高コスト体質が経済に組み込まれてしまう。バブル価格が当たり前となってしまうのだ。

どっかの国の「制度的」バラマキと同じ。

ともあれ、日本でも最近ガソリンの値段が大きく下がったので驚いている。石油価格が上がってたいへんだといって農業漁業業界に莫大な補助金を払ったが、石油が下がるとあれは返してくれるのかしら。もちろんそんなことはない。既得権は強い。

2008年10月18日土曜日

複雑な電動装置は頼りにならない

カブリオーレのトップを開けようとすると、途中で止まってしまった。電動装置なのだが、止まってしまうとどうしようもない。トランクは開けられなくなるし、第一このままで半開きのままでは走行不能。直すのにえらい苦労した。

取扱説明書を読んでも要領を得ない。やむなくディーラーに電話し、いちいち教えてもらった。実に複雑:
  1. ヒューズボックスをエンジンキーでこじ開けるとその上部に工具が格納されている。
  2. バックシートの真ん中の部分を取り外し、その中からスキー格納装置を取り出し、その上部に小さな穴があるので工具を突っ込む。工具にはハンドルが二つ付いており、赤いハンドルを反時計方向に回してから突っ込み、突っ込んでから時計回りに締め付ける。その後で再びハンドルを逆方向に回す。
  3. 幌の収納ロックが解除されるので幌を手で動かして元に戻す。
  4. 最終的に幌トップを固定するにはバックミラー後部にある小さなカバーをエンジンキーでこじ開け、例の複雑な工具を使ってロックの操作をする。

小一時間もかかったがようやくトップを戻すことが出来た。電動装置は相変わらず動かないが、これで走行だけは出来るようになった。

最近は、自動車でも家電でも、なんでもボタンひとつで動く電動操作になっているが、いったん故障するとどうしようもない。昔ながらの手動がいい。シンプル・イズ・ベスト。

ライフスタイルもそうだ。

10/18 Today ゾルゲ逮捕 (1941)……歴史を変えたスパイ

この日、ゾルゲが逮捕される:
ゾルゲ事件 - Wikipedia: "10月18日外事課は検挙班を分けてゾルゲ、マックス・クラウゼン、ブランコ・ド・ヴーケリッチの3外国人容疑者を同時に検挙した。"
彼は歴史を変えたスパイといわれる。
というのも:
リヒャルト・ゾルゲ - Wikipedia: "近衛内閣のブレーンで政権中枢や軍内部に情報網を持つ尾崎は、日本軍の矛先が同盟国のドイツが求める対ソ参戦に向かうのか、仏領インドシナやイギリス領マレー、フィリピンなどの南方へ向かうのかを探った。日本軍部は、独ソ戦開戦に先立つ1941年4月30日に日ソ中立条約が締結されていた上、南方資源確保の意味もあってソ連への侵攻には消極的であった。1941年9月6日の御前会議でイギリスやオランダやアメリカが支配する南方へ向かう「帝国国策遂行要領」を決定した。
この情報を尾崎を介して入手することができ、それを10月4日にソ連本国へ打電した。その結果、ソ連は日本軍の攻撃に対処するためにソ満国境に配備した冬季装備の充実した精鋭部隊をヨーロッパ方面へ移動させ、モスクワ前面の攻防戦でドイツ軍を押し返すことに成功し、最終的に1945年5月に独ソ戦に勝利する。"

ゾルゲの情報がなかったら、ソ連はドイツに負けていただろう。ドイツはどうせアングロサクソンに負けただろうが、第二次大戦後の世界はソ連抜きのものとなったはず。ソ連抜きの戦後の歴史は現在と全く違ったものとなっていただろうというもの。

歴史の流れは必然的なものではない。多くの偶然の結果、たまたまこうなっているだけのものだ。

2008年10月17日金曜日

岩井克人:「自由は禁断の果実、その中には原罪的な不安定さが含まれる」……団塊の世代は運が悪かった

いつもは読まない朝日新聞だが今朝図書館で日経の順番を待つ間に読んでみた。岩井克人がいいことを言っている。

曰く:
  1. 資本主義とは本質的に不安定なもの。
  2. 貨幣それ自体が、実は純粋な投機である。
  3. 人々は自由という禁断の果実の甘さを知ってしまった。その中にはもちろん原罪的な不安定さが含まれている。

実に味わい深いな。貨幣とかマネーの本質を言い表していてあまりある。みんなが値打ちがあると思っているからマネーには値打ちがあるのである。みんながこんなもんに値打ちがないと思い始めると、値打ちがなくなる。時々そういうことが起こる。資本主義の本質であり、レギュレーションも気休めにしか過ぎないのである。

理論的には全くごもっともだが、定年を間近にして、もしくは退職した直後に、老後の資金として貯めてきた虎の子の大半を失った人々は、こんな風には達観しにくいだろうと思う。具体的に言うと今まで勤労者をしていた都市部の「団塊の世代」が一番シアリアスなダメージを受けているのである(資産は農地と山林と生活収入利権を安堵する農水族による政治システムだけという日本経済に寄生してきたイナカの資産家は無傷だが、日本経済の発展のために長年働いてきた都市勤労者は軒並み悲惨な状態)。

定年退職後、平均寿命年齢まで生きるとして公的年金以外に一億円必要だと言われている。平均寿命で死ねなければもっと必要(100歳まで生きるのなら2億円必要、120歳までなら3億円)。なかなかそんなお金を持っている人は少ないのでキャッシュでなく株式投資に回し何とか増やそうと考えていた人が大部分だったはず。株価は10年20年のスパンで考えればいつかは戻すだろう。でも時間が残り少ない団塊の世代にはそんな余裕がない。スタグフレーションとなればキャッシュで持っていたものもどんどん目減りする。年齢をおして働き続けようとしても今度の不況は長引くので高齢者には働き口なぞあるわけがない。

団塊の世代はみんなから(上の世代からも下の世代からも)嫌われているので、みんなはザマミロと思う程度で、そんなに大社会問題だとは考えていない。団塊の世代はノースイ族みたいな圧力団体を持っていないので政治的にも無力だ。財布の紐を締めるしかないだろう。

これは米国においても同じ。べービーブーマー世代が一番ひどい打撃を受けている:

3 Ways the Economic Crisis Is Destroying Baby Boomer Retirement

この世代は、辛いことばかりを経験した世代だ。貧困の時代に成長し、何とかお金を貯めたが、90年代には住宅バブル崩壊の損失を受け、2000年代にはITバブル崩壊の損失を受け、いままたサブプライムショックの損失を一手に引きうけている。叩かれ強く適応性に富む。生存のためとあれば過激な節約行動に出る。今後の世界で始まるのは、好むと好まざるに拘わらず、この世代が主導する「一大ケチブーム」である。これは、今回の偶発的な株価大暴落で損失を確定してしまったニッポンの団塊世代と米国のべービーブーマー世代全員が、死に絶えるまで続く。この世代は、人数が多いゆえに、良きにつけ悪しきにつけ、これまで世界の流れを決定してきた。今度もそうだろう。

かくして世界の不況は、長期化し、どんどん深刻化すせざるを得ないのである。

団塊の世代も戦争という異常な現象から生まれた社会の「不安定要素」だった。。今後団塊の世代がもたらす世界不況も、資本主義の原罪的な部分か。何世紀の単位で見れば一時的な「不安定さ」にしか過ぎないのだけれど……。

山中湖、快晴

ようやく良い天気になった。富士山に雪も積もっている。

そろそろ帰り支度の準備。ボートは揚げたし、今日は落ち葉などを掃除して枯れ草を燃やすか。

古いボートカバーを利用してゴミを集めよう(以前ネットで教えてもらったが、焚き火をするときテミで落ち葉を集めるのは素人で、農家では防水シートを広げその上に落ち葉を集め、それをくるんで袋にして、サンタクロースのように袋ごと引っ張ってゴミを移動させるのだという。確かにこの方法だと大量に運べるはず)。

10/17 Today ショパンが死ぬ(1849)

ショパンが死んだ日:
フレデリック・ショパン - Wikipedia: "フレデリック・フランソワ・ショパン (Frédéric François Chopin, ポーランド名フリデリク・フランツィシェク・ショペン Fryderyk Franciszek Szopen, 1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説あり) - 1849年10月17日)はポーランドの音楽家。ヨーロッパにおいて作曲家として、またピアニストとして有名であった。様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、それまでなかったピアノ音楽の新しい地平を切り開いた偉大な作曲家の一人である。"


You Tube に「軍隊ポロネーズ」の演奏があった。とてもいい。↓



とても貴族的で、繊細で華麗な軽騎兵連隊の姿が目に浮かぶようだ。でも、これじゃ
ナポレオン率いる野蛮な「国民国家」の軍隊には負ける。

2008年10月16日木曜日

こういうご時世は超短期で勝負するか

昨日のニューヨークは大暴落。今日の東京も大暴落だろう。上がったり下がったりでまるでローラーコースター。そうとわかれば話は簡単。短期勝負狙いで連日乱高下を繰り返している銀行株を仕込む。

主力株がなかなか値が付かなかったが、三井住友FGが@552000円で買えた。60万になれば売る(もうちょっと行くかな)。上がらねば配当利回りが2%もあるのでそのまま持ち続ける。

金融市場がこの調子だから、遊びに出かけられない。ボートは揚げるか。

10/16 Today マリー・アントワネットの処刑(1793)

可哀想なマリー・アントワネットがギロチンにかかる:
マリー・アントワネット - Wikipedia: "マリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・ドートリッシュ(仏: Marie Antoinette Josepha Jeanne de Lorraine d'Autriche, 1755年11月2日 - 1793年10月16日)は、フランス国王ルイ16世の王妃。
ハプスブルク=ロートリンゲン家の出身で、オーストリア大公マリア・テレジアとその夫である神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンの十一女。結婚前のドイツ語名は、マリア・アントーニア・ヨーゼファ・ヨハンナ・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン(独: Maria Antonia Josepha Johanna von Habsburg-Lothringen)。フランス革命の混乱の中で革命政府から死刑判決を受け、ギロチンで斬首刑にされた。"


いろいろ誤解された女性であ
った。例の「パンがなければ……」発言にしてもそう:
マリー・アントワネットは、フランス革命前に民衆が貧困と食料難に陥った際、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と発言したと紹介されることがある(ルイ16世の叔母であるヴィクトワール王女の発言とされることもある)。原文は、仏: “Qu'ils mangent de la brioche”、直訳すると「彼らはブリオッシュを食べるように」となる。ブリオッシュは現代ではパンの一種の扱いであるが、かつてはお菓子の一種の扱いをされており、バターと卵を普通のパンより多く使った、いわゆる「贅沢なパン」である。お菓子ではなくケーキまたはクロワッサンと言ったという変形もある。なおフランスにクロワッサンやコーヒーを飲む習慣は、彼女がオーストリアから嫁いだ時にフランスに伝えられたと言われている。
しかし、これはマリー・アントワネット自身の言葉ではないとされる。ルソーの『告白』(1766年頃執筆)の第6巻に、ワインを飲むためにパンを探したが見つけられないルソーが、“家臣からの「農民にはパンがありません」との発言に対して「それならブリオッシュを食べればよい」とさる大公婦人が答えた”ことを思い出したとあり、この記事が有力な原典のひとつであるといわれている。庇護者で愛人でもあったヴァラン夫人とルソーが気まずくなり、マブリ家に家庭教師として出向いていた時代(1740年頃)のことという。
アルフォンス・カーは、1843年に出版した『悪女たち』の中で、執筆の際にはこの発言は既にマリー・アントワネットのものとして流布していたが、1760年出版のある本に「トスカーナ大公国の公爵夫人」のものとして紹介されていると書いている。トスカーナは1760年当時、マリー・アントワネットの父であるフランツ・シュテファンが所有しており、その後もハプスブルク家に受け継がれたことから、こじつけの理由の一端になったとも考えられる。
実際はこれは彼女を妬んだ他の貴族達の作り話で、飢饉の際子供の宮廷費を削って寄付したり、他の貴族達から寄付金を集めるなど、国民を大事に思うとても心優しい人物であった。

ブリオッシュについて
ブリオーシュとも書く。形が王冠に似ていることから『王の菓子』と呼ばれている。当時のフランス法には、「食糧難の際にはパンとブリオッシュを同じ値段で売ること」となっていたとの説もあり、そのことがこの発言伝説の下敷きのひとつになったとも考えられる。ちなみに、ブリオッシュがバターや卵を利用したお菓子とほぼ同じとみなされるパンを示すようになったのは18世紀後半からであり、18世紀初頭まではチーズやバターなどの各地方の特産物を生地に混ぜて栄養性と保存性を高めた保存食という乾パン的位置づけであるため、その元ネタとなる発言は時代によって大きく意味が異なることには注意したほうがよい。そのため、ルイ16世の妃の発言説だと、当時の為政者としてはごく当たり前な(むしろ民衆を気遣う内容の)発言であったのを後世の人間が歪曲して引用したということになる。

補足説明すると、当時は西インド諸島からの砂糖の大量流入で、砂糖は安かった。当時の人は一日消費カロリーのかなりのパーセンテージを砂糖から摂取。朝ごはんはミルクと砂糖を沢山入れたコーヒー(カフェオレ)を街角の立ち売り屋で買って飲んで済ます人も多かった。

2008年10月15日水曜日

農政ニュース/JACOM:JA総研がお米の意識調査:コメを食えば太る?

やっぱりコメを食うと太ると気にしている人が多い。それに対してJAは「国民を啓蒙する」と言うが、「目線」が高すぎるよね〜:
農政ニュース/JACOM: "(コメ消費を)「減らしたい」理由1位は「ダイエット」63%で、2位の「食事量の減少」19%を圧倒した。ただし、「増やしたい」理由にも「ダイエット」という回答が10%あり、JA総研は「消費者の間に、食や健康についての正しい情報が伝わっていないからではないか」(同)と分析している。"
炭水化物は太る。当たり前のこと。JAは、こんな単純な科学的事実を否定してまで、自分の商売を伸ばしたいのか!

面白いのは:
家庭で食べるお米の量は過去1年間で「増えた」と答えた人は24%で、「減った」の13%より11ポイントも多かった。残りの63%は「変わらない」。主婦層では「増えた」が28%、「減った」が11%と増加傾向が強まる一方、独身者では男女共に逆転し、女性では2ポイント、男性では5ポイントも「減った」と答えた人が多かった。ただし、独身者で「減った」と答えたのは男女共に40代以上が多く、30代以下では「増えた」の方が上回っており、若年層ほど米食に回帰している傾向だ。
という。

JAは高齢者はアホだから「啓蒙」すると言うが、逆だろう。

年金で生活する高齢者は、食い物に高い値段をボラれるのは嫌だと思っている。若者はそのへんナイーブだから気がついていないのでコメ食への回帰をしているに過ぎない。若者もだんだん社会の現実を勉強するにつれ、今までのように簡単に騙されないようになる。

まだまだ「啓蒙」が必要なのは、日本の若者の方だろう。

朝日新聞社:貴乃花親方「八百長は一度たりともない」 地裁で証言 - 社会

誰も信じないよ:
asahi.com(朝日新聞社):貴乃花親方「八百長は一度たりともない」 地裁で証言 - 社会: "貴乃花親方「八百長は一度たりともない」 地裁で証言"
あいつもウソを言うようになった。

所属集団を守るためにはウソも許される。これがニッポンの文化だ。夏目漱石もそれを指摘している。

日本では倫理観の元となる宗教がないことがこんなことに結びついた。

それと、みんなが「信じたいこと」を言うことこそ正義であるというニッポンのマスコミ「倫理」が、相撲界にまでも汚染を広げたのか。

いも焼酎「伊佐舞37度原酒」は、けっこう飲める

おいらはもっぱらバーボンを飲むのだが、なくなってしまった。カミさんが飲むスコッチに手を付ける。酒を変えるとどんな酒でも最初は飲みにくいものだが、すぐ慣れて二本ほどあったがほとんど飲み尽くし。これはやばい。少しは残しておかないと怒られる。食料庫を探すと焼酎があった。ニッポンの焼酎はバブル価格であり消費者から思いっきりボルので普通は飲まないのだが、必要に迫られるとやむを得ない。飲んでみるとけっこういけます。

あったのは木箱に入った「伊佐舞37度原酒」というやつ。どういう経緯でここにあるのか、わからない。おいらは買うわけがないので多分どなたかがおみやげにお持ちいただいたのだろう。でもこれ、けっこういける。ウィスキーやブランデーと遜色がないと(酔っぱらっているからわからないだけかも知れないが)感じた。いや、むしろフランス果実焼酎のミラベルみたいな感じかな。

酒というのは、所詮、ブランドイメージの産物。イギリスやアメリカがエライと思うからウィスキー(スコッチ)やバーボンが旨いと思う。フランスがエライと思うからボルドーやブルゴーニュやブランディーやミラベルが旨いと思う。スペインのシェリーが旨いと思うのも、えらいイギリス人があれが好きだから。ペルーの地酒(ピスコ)なんかとても旨いのだが、誰もペルー人がえらいと思わないのでニッチ狙いのオタク以外には飲まれない。

ニッポンの焼酎も、マーケッティング次第では、世界に広まるかも知れない。でも、そのためには「ニッポンはえらい」と世界に思われなければならない。日本の経済を世界に冠たるものにすることこそが、いも焼酎の世界拡販のための条件なのである。

ニッポンをどうやって世界からえらいと認めさせるか? そのためにはオリンピックでたくさんメダルを取るとか、ノーベル賞をたくさん貰うとか、いろいろ手段はあるが、間違っても『日本の品格』なんて言う本を外国人に読ませようと思ってはいけません。馬鹿にされるだけ。

一番現実的なのはニッポンの強みである経済で勝負することだろう。今のようにイナカがニッポン経済の牽引力である都市産業からお金を搾取することだけを考えているようでは、これも無理だ。そもそも経済がへたっては焼酎のバブル消費もへたる。貰うことだけを考えている地方は、自分で自分の首を絞めているとも言える。

山中湖:CoCo壱番屋が閉店になっている!

今日気がついたけれど、明神前交差点近くのCoCo壱番屋が閉店となっている。不景気なんだな〜。

まあ、山中湖にやってくる観光客は入らないかも知れないけど、おいらは好きだっただけに残念。

当たり前のカレーとか親子丼が食える店がどんどん少なくなって行く。ファミレスがまだ三店あるけれど、いつまで保つか。

10/15 Today ユージン・スミスが死んだ(1978)

ユージン・スミス - Wikipedia: "ウィリアム・ユージン・スミス(William Eugene Smith、1918年12月30日 - 1978年10月15日)は、アメリカの写真家。"
左の写真は、ユージン・スミスの「楽園への歩み」。とても感動的な写真だが、当時、ありのままを撮る写真に手を加えるのは如何なものかと批判する頭の固い人たちがいて、論議を呼んだ。


「ほんとうに大切なものは目では見えない」とは星の王子さまの言葉だったか。

2008年10月14日火曜日

NHK:イタリアに高揚するファシズム……「スローフード」もこの一環

NHKのニュースで考えさせられた。イタリアでのファシストムードがかつてなく高まっているという、国が落ち目になると国民はナショナリズムとファシズムに逃避する。これは歴史的事実。落ち目のイタリアにおいてもまさにこの現象が見られるのだ。人々はムッソリーニを賛美し、グローバリズムを攻撃する。興味深いのは日本の主婦連中が大好きな「スローフード」運動。これはイタリア起源であり、まさにイタリア・ファシズム運動の一部なのである。

これについては、多すぎるぐらいの文献があるので、あえて引用はしない。結論だけで十分である。「環境にやさしいスローフード」とやらは、まさに落ち目のイタリアの「ファシズム運動」から出てきたものだ。

これがニッポンでめちゃくちゃ流行っている、NHKもそればっかり。ニッポンでもファシズムの土壌が確実に高まっていると言うことである。スローフードは特に家庭の主婦の支持を得ていると言うが、戦前のニッポン・ファシズム運動の主体も普通の家庭の主婦であった。まさに「いやな感じ」である。

ひとつだけ言えることは、落ち目の国の真似をしているとろくなことがないということ。スローフードとやらにかまけていると、ニッポンは落ち目まっしぐらだ。

干焼明蝦(カンシャオミンシア)……えびチリ散人風

きょうは雨が降ったし、いろいろあって一日家にいた。夕飯を作らねばならないが冷蔵庫の中は何もない。冷凍庫を見ると冷凍むき海老があったので、これを食うことにした。

材料:
  1. 冷凍むきエビ……適当量(あったのを全部使った、多すぎても食べられる)
  2. ケチャップ……適当量(湯むきトマトがベターだが、面倒くさい。ケチャップでも十分旨い)
  3. タマネギ……半分
  4. ニンニク……一かけら
  5. しょうが……一かけら
  6. 片栗粉……大さじ2
  7. 豆板醤……好みで小さじ1から2
  8. ごま油……小さじ半分
  9. サラダ油……適当


作り方:
  1. 冷凍むきエビは流水(お湯)で戻す。くさみも抜ける。片栗粉にまぶす。
  2. 中華鍋にサラダ油を熱し、ニンニク、タマネギ、しょうがのみじん切りと、豆板醤を炒める。
  3. ケチャップを加える。
  4. 蝦を加えてよく炒め、最後にごま油を垂らす。おわり。


冷凍エビは生臭くてあまり好きじゃないのだが、流れるお湯で戻すとくさみが抜ける。片栗粉も臭みを抜くのかも知れない。ぷりぷり感がなかなかよかったです。トマトの代わりにケチャップを使ったが、これもまた複雑な味となり、佳。

参考にしたレシピはウーウェン先生のご本から。彼女は偉大である。

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朝日新聞社:金融危機対応や農村改革掲げ閉会 中国・3中全会 - 国際

中国の3中全会が閉幕。農村改革が目玉:
asahi.com(朝日新聞社):金融危機対応や農村改革掲げ閉会 中国・3中全会 - 国際: "新華社通信が発表したコミュニケによると、農村改革については、20年までの目標として、所得倍増や農村自治の改善などが掲げられた。また、「土地の生産性の向上」が強調され、大規模経営につながる農民の土地請負経営権の自由な移転を間接的に容認したかたちとなった。"
ニッポンより進んでいるではないか。

NHKの夕方のニュース解説では「中国では都市と農村の格差がたいへんです。農産物価格が安いので農民の生活が苦しい」とNHKが大好きな日本国内の「格差是正」問題に結びつけていた。

中国では、農村改革の目玉として、農民数のドラスティックな削減と農地の大規模化が具体的に計画されている。NHKも中国を見習えというなら、ニッポンの農村の生産性向上のためには農民数のドラスティックな削減による農地の大規模化が不可避であることを、ちゃんというべきだった。

時には格好悪くとも節操なく付和雷同することも大切

三連休の最終日(月曜日)の世界の株式市場は大幅反発。今日の東京市場は朝からキチガイ騒ぎ。あまりに節操ないとも思ったが、おいらも成り行きで注文を入れまくる。だって安いんだもの。

  1. 武田を買い増し。木曜日の値段で買えた。安い!

  2. GEを買い増し。金曜日は猫も杓子も買われる中でGEだけは下げて(いろいろ事情があって)めちゃめちゃバーゲン価格になっている。ここはバフェット爺さんにフォロー。

  3. ワールドゲノム(投信)を買い増し。今後世界不況が続くから生活関連銘柄がいいのだが、食い物関連はキライ。先進国のグルメブームは所詮バブル。クスリで行く。

かなりの取得コストの低減化が実現。銘柄の整理も出来て、大暴落で得した。

世界の株式市場は反発したとはいえ、まだまだ半値戻し。少し落ち着いたといえ今後の見通しは不透明。今の段階は、10年単位の長期投資用には絶対「買い」だが、中短期で結果を出そうとすれば様子見が正解だろうと思う。だからおいらも目一杯の買いはしない。

世界的な「カネ余り」を正常化するには金融市場の大暴落が一番直接的な手段だが、それが各国政府の協調で強引に先延ばしされるとなるといったいお金はどこに行くのだろうか。国債か(ここ)。「国債バブル」が始まっているという。ニッポン政府が米国国債を目をつぶって買いまくるにせよ、その原資はおいらの税金。ダブルで損するのはいやだからニッポン国債だけは絶対買わない。

なぞなぞ(宗教、グルメ系):「最後の晩餐」のメニューは何だったのでしょうか?

NHK衛星経由スペイン国営テレビを見ていたらこんな報道に出くわした。21世紀の「科学技術」のおかげで、ようやく真実が明かされたとのこと。これは、これは。とっても意外:


The Last Supper Menu: Revealed! (The Food Section: Appetizers)

アメリカの料理雑誌に掲載された「調査結果」らしい。

引用元を読めば分かりますが、回答は「ウナギの天火焼き」とのこと。おもしろいですね〜。

ツグミが死んでいる

朝起きるとテラスにツグミが死んでいる。ネコがやったのかと思ったが噛み傷はない。窓ガラスにツグミの羽毛が付いていたので、窓にぶつかったのだろう。合掌。

以前にも同じような事故があって(死なずに飛んでいったが)その時はヒヨドリだと思ったが、今から考えればツグミだったのだろうと思う。秋になってシベリアから渡ってきたばかりで、土地勘がまだ付いてなかったのだ。シベリアやカムチャッカの原野には窓ガラスなぞない。日本に定着しているヒヨドリなら、すれっからしだからそんなことはないはず。

マンハッタンでは、毎年何万羽もの渡り鳥が摩天楼のガラスにぶち当たって命を落とすという。はるばる何千キロも飛んできたのに、ちょっと可哀想だ。

へースティングの戦い(1066)……イングランドが征服される

アングロ・サクソンが戦いに敗れた。といっても、昔々のお話し:
ヘースティングスの戦い - Wikipedia: "ギヨームは船団の出港を命じ、約6000の兵力を持ってイングランド南部のヘースティングスに上陸した。当時のヘースティングスは岬の先端にあり,ロンドンまでは尾根筋の一本道を進撃する以外に無かった。一方,迎え撃つハロルド2世は7000の軍を南下させ,ヘースティングスのある岬の付け根にあるバトルの丘で陣立てを整えようとした。これを察知したギヨームはハロルド軍の陣形が完成しないうちに合戦に持ち込む以外に勝機は無いと考え,バトルの丘に急行。丘の麓に布陣した。決戦は10月14日朝に始まった。"
結果はノルマン軍の大勝利。イングランドは征服されノルマン王朝が始まる。世にいう「ノルマン・コンクェスト」である。

ノルマンとはフランスに侵入しノルマンディーに住み着いていたヴァイキングの末裔だが、その時には文化的に完全にフランス化されていた。ノルマン貴族がイギリスの支配者層を形成し、英語の語彙にフランス語が大量に導入される。

当時の時代背景で書かれた小説『アイヴァンホー』を読むと外来語フランス語と土着語サクソン語がどう使い分けられたかなどがわかる。たとえば「豚」はサクソン人が飼うので飼育している間はサクソン語で「ピッグ」と呼ばれるのが、料理されてノルマン人の食卓に上るとフランス語で「ポーク」と呼ばれるとか。サクソン人は豚を飼う人でノルマン人が豚を食べる人というジョーク。

中世はとても「グローバル」な時代だった。ナショナリズムが世界を席巻するのは、ナポレオン時代から。

2008年10月13日月曜日

北富士演習場から見た山中湖(写真)


北富士演習場に入り込んだ記念に一応写真を撮ってきた(クリックで拡大)。広角レンズで撮ってみたかったな。またオモチャを買うか。

天気が定まらないので、なかなかバチッとした写真にならない。まあ、いまはいつもこんな雰囲気です。

ニホンジカを見たことなど

午後からジムニーで北富士演習場を探検。ニホンジカに出くわした。

外周道路の篭坂峠より付近。いきなり道路に三頭飛び出してきた。ジムニーを見て逃げていったが、かなりでかい。サラブレッドのようなつやつやした毛皮。後ろ姿の白くて丸い尻尾がかわいかった。春日山のシカとは大違い。ちなみにあの辺りは禁漁区との標識があった。

富士吉田よりの林業組合近くから森に入る小道を見つけた。防衛道との標識があるが、幅が狭くて雨が降ると川になるようで、強烈にすごい道。雁ノ穴を越して進むとチェーンが張ってあってそれ以上進めない。Uターンするのに苦労した。

ジムニー、最高。

10/13 Today 日蓮忌

日蓮が死んだ日:
日蓮 - Wikipedia: "日蓮(にちれん)(1222年3月30日(貞応元年2月16日)) - (1282年11月21日(弘安5年10月13日))は、鎌倉時代の仏教の僧。法華経の題目を重んじる諸宗派が宗祖とする。死後に皇室から日蓮大菩薩(後光厳天皇、1358年)と立正大師(大正天皇、1922年)の諡号を追贈された。"


日蓮 - Wikipedia: "1260年(文応元年)8月27日に立正安国論を著わし、前執権で幕府最高実力者の北条時頼に送る。この書は、地震・洪水・飢饉・疫病などの災害が起こる原因は、民衆や幕府が主に法然の念仏をはじめとする邪法を信仰することにあるとし、仏教経典を根拠に、正法たる法華経を立てなければ自界叛逆難、他国侵逼難などの災いが起こると説かれている。安国論が建白されて40日後、批判に恨みを持っていた他宗の僧ら数千人により、松葉ヶ谷の草庵が焼き討ちされるも難を逃れる。その後、ふたたび布教をおこなう。"

鎌倉時代とは面白い時代。なんか今の中東の宗教紛争みたい。

2008年10月12日日曜日

アンチョビのお茶漬けは、旨い!

夕方になって、何か食わねばと思うのだが何も思いつかない。パンもないのでとりあえず一年も前から置いてあるコメを炊飯器で炊く。出来上がった。おかずは何にしよう? 戸棚にアンチョビの缶詰があったのでこれでお茶漬け。これ大成功。新発見のおいしさ。

アンチョビはとてもおいしいのだが、散人にはちょっと塩っ辛ら過ぎるのが難点だった。でもお茶漬けにするとあの塩っ辛さがなくなるのだ。和風が好みの人はちょっとワサビを入れればいい(コンビニなんかでサカナ食材に付いてくる小さなパックでいい)。

使ったアンチョビとはこれ:
グルメ食材ニッショク ロレア アンチョビフィレ 50g - Yahoo!ショッピング: ”ロレア”ブランドの製造メーカーであるユーリッタ&サンズ社は、アンチョビのスペシャリストとして1867年、アンチョビのみに限定した事業を家族で始めました。“ロレア”ブランドはスペイン北部ビスケー湾で獲れる良質のカタクチイワシを使用しており、その製法と共に高い評価を得ております。”

株価暴落で都市勤労者は莫大な損失をこうむったことだし(株を持ってない人も企業のリストラが始まるのでこれから経験する)、食べ物に無駄なお金を遣って農産品価格高騰で丸儲けしている農村既得権集団をなお儲けさせるわけにはいかない。節約と質実剛健。これが今後やってくる世界大不況を生き残る鍵だ。

NYT:Switching to Cash May Feel Safe, but Risks Remain

ニューヨーク・タイムズの読者人気投票で上位にある記事。株価大暴落の中で「早く売り抜けて現金化して、良かったな〜」と思っている人たちは、結果として損をするという:
Your Money - Switching to Cash May Feel Safe, but Risks Remain - NYTimes.com: "A guarantee of a small loss may sound good right now. But if you’re not bailing out of stocks once and for all, how will you know when it’s time to get back in? The fact is, any peace of mind you gain by being on the sidelines now will turn into a migraine once you see how much you can harm your portfolio over time by missing just a bit of any rebound.

H. Nejat Seyhun, a professor of finance at the Ross School of Business at the University of Michigan, put together a study in 2005 for Towneley Capital Management, where he tested the long-term damage that investors could do to their portfolios if they missed out on the small percentage of days when the stock market experienced big gains.

From 1963 to 2004, the index of American stocks he tested gained 10.84 percent annually in a geometric average, which avoided overstating the true performance. For people who missed the 90 biggest-gaining days in that period, however, the annual return fell to just 3.2 percent. Less than 1 percent of the trading days accounted for 96 percent of the market gains."
おいらは大暴落が続く中、半分ぐらいは「うまく」売り抜けて、半分ぐらいは売り残した感じなんだけれど、良かったのか悪かったのか、分からなくなってしまった。

字引を引きながらでも、熟読おすすめ。大切なお金に関することだから。

でも、こういう説得力のある良質の記事が出るのは、さすがニューヨーク・タイムズ。ニッポンのメディアは遅れているぞ!

旧館(iBlog) のお化粧直し

iBlog でやっていた旧館 (Letter from Yochomachi) がおかしくなっている。JavaScript が動かないのだ。iBlog ページは JavaScript を多用するので、動かないとタイトルとかカテゴリーとかフィードの表示が消えてしまう。以前から気になっていたので、いろいろない知恵を絞って手直しした。

iBlog が壊れているので修正をアップロードできない。KompoZer を使って直接 iDisk にある index.html を修正する。これ昔のネットスケープ・コンポーザーの後継ソフト。使い勝手がいい。

ブログタイトルの表示に JavaScript を使っているので、そのスクリプトの部分をテキスト (Letter from Yochomachi) に書き換え(これ簡単)。

カテゴリー表示欄が消えているので、同じく手書きでリンクコードに書き直す(これ面倒くさいが単純作業)。

困ったのは「新館での更新状況」と題するフィード表示。JavaScript で表示される仕組み。いろいろいじってみたが普通のフィードコードではどうしても表示されない。ところが Google Reader の公開「共有アイテム」だけは表示されていることに気がついた。コードが微妙に違うようだ。それなら簡単と、新館二つのフィードを共有フィードにして、そのコードを貰って貼り付ける。見事に表示された。コードの貰い方などやり方はここに書いてあった。

まだ旧館のトップページに来られる方が多いようなので、旧館からも新館更新状況が読めるよう、いろいろ苦労した。


追記:

このフィード(余丁町散人の公開フィード)は便利ですよ。新館は二つに分かれているのですがこのフィードページを見ると、両方とも混じった状態で(一本で)読めます。でもブラウザでは読めるのにフィードリーダー(Google Reader)では読めないみたい、不思議。

10/12 Today 松尾芭蕉が死んだ日 (桃青忌)

きょうは松尾芭蕉が死んだ日。芭蕉は伊賀上野の人だが、28歳の時単身江戸に赴き日本橋界隈などを転々。やがて深川六間堀の粗末な番小屋に移り住む。41歳の時から頻繁に江戸を離れ漂泊の旅を始めるようになる。最後まで旅を続け1694年10月12日大坂の旅舎花屋で生涯を閉じた。病中吟、「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」。享年50。
松尾芭蕉 - Wikipedia: "松尾 芭蕉(まつお ばしょう、寛永21年(1644年) - 元禄7年10月12日(1694年11月28日))は現在の三重県伊賀市出身の江戸時代前期の俳諧師である。幼名は金作。通称は藤七郎、忠右衛門、甚七郎。名は宗房。俳号としては初め実名宗房を、次いで桃青、芭蕉(はせを)と改めた。蕉風と呼ばれる芸術性の高い句風を確立し、俳聖と呼ばれる。忌日である10月12日(現在は新暦で実施される)は、桃青忌・時雨忌・翁忌などと呼ばれる。"

芭蕉が幕府の間者であったとの説もあるが、よくわからない。一時、神田川上水の普請に水役として幕府から生活の資も得ていたことは事実である。「荷風塾No5 」に荷風の身長推定の決め手となった関口の水神社の二本の銀杏の写真があるが、銀杏に向かって左手あたりに当時役人であった芭蕉が住んでいた家の跡が「芭蕉庵」として残っている。芭蕉は牛込の人でもあった。

2008年10月11日土曜日

山中湖:ダウンショットでバス一匹

雨が上がったので外に飯を食いに行く。ついでに釣りを試みるが……釣れない。姿は見えるのだが、ルアーにはどうしても食いつかない。困ったときは中原さん。センターフィールドの中原店長に相談。言われたとおりにやれば、釣れた!

今のバスはエビを食っているのでエビ型のワームがいいと。ワームをマス針に引っかけてダウンショットで釣るのだと、ダウンショットのセットの仕方を教えてくれた(小生これやったことなかった)。

やってみるとすぐ食いついた。満足して家に帰った。

10/11 Today ヤミ米を食べることを拒んだ正義派判事が餓死(1947)

山口良忠 - Wikipedia: "山口 良忠(やまぐち よしただ、1913年11月16日 - 1947年10月11日)は東京地裁の判事。佐賀県出身。太平洋戦争の終戦後の食糧難の時代に、闇米を拒否して食糧管理法に沿った配給食糧のみを食べ続け、栄養失調で死亡した事で知られる。"
この事件はいろいろ考えさせられる。重要なことは当時の日本でも食糧は何とか全員が食うぐらいの量は生産できていたということ。食糧がヤミに回ってしまったことがこの悲劇を呼んだのである。

当時の日本は外国からの食糧輸入が禁じられていたので「地産地消」するしかなかった。でももともと農業国だったので、全体としては国内で作る食糧はなんとか国民全員が飢え死にしないですむだけの量はあった。しかし、農村部では大規模な「売り惜しみ」が発生。ほとんどの食糧は配給には回らず高値で売れるヤミに回ったのである。おかげで都市住民は配給米だけでは生きることが出来なくなってしまった。

現代日本では食料自給率の低下が危惧されるとして「地産地消」運動が盛ん。しかし仮に戦前並みに食料自給率が上がったとしても、有事となると途端に産地では「売り惜しみ」が発生し、都市住民は飢え、西陣の着物をコメ一升と交換するはめになってしまうのだ。

有事の時に国民が餓えないために重要なことは、決して「地産地消」政策ではなく、自由貿易と海外の安定供給元の確保なのである。これは歴史が証明しているのである。

2008年10月10日金曜日

ワインとチーズとコルニション

カミさんが用事で東京に行ってしまったので一人で夕食。簡単なものがいいなと思っていろいろ考えるが、簡単なレシピーが見つからない。インスタントラーメンでもけっこう面倒くさい。冷蔵庫を開けるとチーズとピクルスがあったのでそれで済ます。とてもおいしかった。シンプル・イズ・ベスト。

チーズはミモレットとコンテ。ワインはいつもの豪州ワイン(バンロックステーション)。ピクルス(コルニション)はイタリア製。東京から持ってきた黒パン(パン・ド・セーグル)がまだ食べられる状態だったので食う。ついでにロゼットのサラミも。

ついつい食べ過ぎてしまった。でも、歳をとるとこんなシンプルな食事が一番となる。準備時間ゼロというのが何より。

日本食やコメも嫌いではないのだが、作るのがとても面倒くさい。コメを炊くだけで一時間もかかる。あれは人が作ってくれると言うことが前提での食事だと思う。使用人がいるのが当たり前のだった昔の中産階級と違って現在のニッポンの奥さまはたいへんなのである。トータル経済では貴重なニッポンの労働力が食事の準備という作業のためだけに浪費されているように見える。マクロ経済の生産性が先進国では最低レベルに留まるのも、むべなるかな。

ニッポンの農村も、自分の商売を成功させるためには、面倒くさがり屋の高齢者のために「そのまま食べられる食材」の開発にもっと取り組むべきじゃないか。みんなが「ジュラルミン製胃袋」の持ち主先生みたいに(小泉武夫センセーのことね)自分で料理するのが好きなオタクばかりじゃないのである。


蛇足:

世界で金融危機(大恐慌)が進行中。株暴落に加え日本では円高が投資家に大きなダメージを与えている。でも心配は要らない。日本に住んでいても輸入食材などの輸入品を消費している限り、円高メリットが円高デメリットを相殺するのである。異常な円高と不況が同時進行する今にこそ、生活防衛のために外国食材を積極的に食うというライフスタイルが見直されてもいいと思う。

富士山にまた雪が積もっている!

今朝は晴れ。山中湖では雨が続いたが富士山には雪が降っていた。

雪が積もったり、それが融けたり、また積もったりして、少しずつ秋が深まってゆく。

不二の山は、いつみても泰然としている。俗界の、つまらぬことであたふたオロオロしまくる人間どもを、笑っているようだ。

ニューヨーク市場:連日の大暴落の中で値を飛ばしているETFがある!

「日経ヴェリタス」でちょろっと書いてあったので、調べてみると日経平均のショートETF。それもレベレッジを掛けて日経が下がるとその二倍値が上がるというきわめてアクドイもの。大人気だというが確かに掲示板をみるとアホがいっぱい集まって嬉しがっている。ファンドの概要はこれ:
EWV: Profile for PROSHARES US MSCI JP - Yahoo! Finance: "The investment seeks daily investment results, before fees and expenses, which correspond to twice the inverse of the daily performance of the MSCI Japan index. The fund normally invests at least 80% of assets in financial instruments with economic characteristics that should be inverse to those of the index. It may employ leveraged investment techniques in seeking its investment objective."
パフォーマンスは(もちろん)すごい。



世界の株式市場からマネーが逃げ出している。それはどこに行くのか。確かに債券にも回っているがそんなに債券価格は上がっていない、商品市場のバブルもすこし頭打ち傾向。現金で持っているのだろうかと思っていたが、やっと分かった。マネーはショートに回っているのだ。

投機と冒険が本能としてDNAに織り込まれており、ヤクザだが頭だけはいいヘッジファンドのトレーダー連中は、いま一生懸命に世界株式のショートで儲けようとしているのではないか。「ショート・バブル」である。昨日のNYSE大暴落も「空売り規制」が期限切れになったためだという。

資本主義は定義的にバブルを必要とする。「ショート」もバブルになる。行くところまで行くのではないか。

10/10 Today 辛亥革命の幕開け(1911)……いったん始まった流れは誰も止めることは出来なかった

武昌起義 - Wikipedia: "武昌起義(ぶしょうきぎ、武昌蜂起(-ほうき)または武漢起事(-きじ))は1911年10月10日に中国の武昌で起きた兵士たちの反乱。辛亥革命の幕開けとなる事件である。"
この日に辛亥革命が始まったと言っていい。その後一ヶ月で全国ほとんどの省が独立し、翌年1月1日中華民国臨時政府が樹立される。ここに1644年以来足かけ4世紀に渡り続いてきた清王朝は滅亡する。

右の地図は武昌市街における反乱軍の侵入ルートと清国軍の敗退ルートを示したもの。ごくごく小規模なヤクザの「出入り」みたいなものだった。しかし、それが清朝という大帝国を崩壊させることになったのである。時代の流れだったのか、はたまた偶然にそうなったのか。

「アリの一穴」からとんでもないことが起こる。流れはいったん方向が決まると、止めることは出来ないのである。

昨日のニューヨーク株式市場はまたしても大暴落。ダウは8500ドル台に。これも時代の流れか。

2008年10月9日木曜日

BizPlus:箭内昇「聞こえてきた世界大不況の足音――サブプライムローン問題の本番はこれから」

こんなことを言っている人がいる:
BizPlus:コラム:箭内 昇氏「企業と人―未来思考の変革」第91回「聞こえてきた世界大不況の足音――サブプライムローン問題の本番はこれから」: "わが国では官房長官が「ダメージは限定的」と対岸の火事的なコメントをしていたが、全くの見当違いだ。今回の危機の底流には世界的な構造問題があり、世界は5~10年単位の「混乱と大不況の時代」に突入したと見るべきだ。"
このシナリオで進む可能性はある。確率は? 「ロシアン・ルーレット(1/6)」程度か。いやそれ以上だろう。

まぐれ』の著者タレブの子供の時の友達は、「ロシアン・ルーレット」で遊んで死んでしまったという。大人はこんな遊びをしてはいけません。

グロソブの時代か。

10/9 Today チェ・ゲバラが死んだ日(1967)

チェ・ゲバラ - Wikipedia: "チェ・ゲバラ(Che Guevara)、本名エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(Ernesto Rafael Guevara de la Serna, 1928年6月14日 - 1967年10月9日)は、アルゼンチン生まれのマルクス主義革命家で、キューバのゲリラ指導者。"


Wikipedia の下の方にこんな記述があった:

チェ・ゲバラ - Wikipedia: "常人離れした大胆な発想と行動力で知られるゲバラだが、キューバ上陸直後に仲間の半数以上が殺害、捕縛されたにもかかわらず「俺たちは“17人も”生き残った。これでバティスタの野郎の命運は尽きたも同然だ!」と自信満々にいってはばからないカストロを見て、悲嘆のあまり発狂してしまったのかと本気で心配してしまった。しかしその後に、情報の重要性に注目したカストロの戦略眼や、ゲバラの“捕虜は殺さない”という方針が功を奏し革命に成功した。"

チェ・ゲバラのえらいところは、革命成就後キューバに留まらず新たな革命を求めて国を去ったこと。革命家が「新しい国づくり」なんぞすると碌なことににならないのは歴史が証明している。革命家は旧既得権益勢力を処刑するなり追放するなりして一掃すればいいのだ。後の体制造りは残った連中に任せて自由に作らせればいい。たぶん同じようなものしかできないだろうが、既得権集団がいない分だけ社会は若々しくなる。それを「創造的破壊」という。


日本の戦後も、政治経済体制は40年体制のままで戦前と変わらなかったが、GHQが「公職追放」と「農地解放」をやってくれたおかげで旧勢力が消滅し、それが戦後の発展に大きく貢献した。戦後60年、日本の嘗ての新しい勢力は既得権集団に堕落し、社会の発展を妨げていること甚だしい。今のニッポンにこそチェ・ゲバラが必要とされているのである。

2008年10月8日水曜日

BS朝日 BBC地球伝説 野生の王者ジャガー 
その知られざる素顔

今晩のテレビ:
BS朝日 - BBC地球伝説撮影を通じて、二人は地元でジャガーの保護活動にあたる農場主や研究者、逆にジャガー狩りを楽しむ農場主に出会う。ジャガー狩りは非合法となった今でも、農場主は牛殺しの犯人として狩っている。一方研究者たちは、実際にジャガーはそれほど多くの牛を殺していないと反論する。
エコロ科学者の立場に立った番組だが、環境問題とかエコロ問題の本質をよく説明している。エコロ的「主張」をするのは、常に利害関係者なのだ。

わがニッポンでもその通り。エコロ運動とは、いまや農村既得権集団の「メシのタネ」に成り下がっている。潤沢な広告宣伝予算も「お上」から納税者の負担でふんだんに与えられている。アホな都市勤労者はそれにすぐ騙されて自分が損をすることでも喜んで「ボランティア」。何も悪いことをしていない外来種ブラックバスも彼らが組織した「国民的運動」によって、日本からほとんど殺戮・駆除されてしまった。

国民的オブセッションと化した「食料自給率の向上」についてもそうだ。石破大臣がその誤りを是正しようとしていることを農業経済学の権威「一貫先生」が評価しているが:
食料自給率には気をつけろ、食料自給力、供給力政策への転換を 石波大臣 - 今日の一貫: "この秋、農水省と全国農協中央会は、多額の予算措置を講じ、全国の地方紙と共同して「食糧自給率向上キャンペーン」を展開している。
市井の人々が軽く、「食料自給率向上を」というのは良いとしても、これには裏があることを認識しておくべきだろう。
それは消費者啓蒙による農業予算の獲得運動だ。
その予算、キャンペーン予算の流れでもわかるように農業団体に流れている。"

、石破はどこまでで成功することやら。戦後数十年、ノーソン利益至上主義の欲得ずくめ利権誘導政治の歴史を目撃した老人としては、悲観的にならざるを得ない。

人生、勝つときもあれば負けるときもある。負けたときは負けを潔く認めよう!

世界の金融市場は「悲惨」のひと言。ニッポンでは円高も一緒に進んでいるのでなお「悲惨」。自らリスクをとって世界の経済発展のために資金提供(投資)をしていた投資家は、ほとんど例外なく巨額の損失をこうむった。負けたのである。負けたときは素直に負けを認めることが肝要。

今朝一番に昨日選んだ日本株5銘柄を売り。悲惨な価格だったが、寄りつきの高値で売り抜けられたのがまだ「不幸中の幸い」。QQQ も売り忘れていたので成り行きで円転売り指示。市場が離れているのは、ハンディだ。安値だったから現金比率はあまり上がらないが、今後儲けるための貴重な原資。負けを強引に認めないことが更なる損失に繋がることは、経験的事実。

まだまだ売り残しているものがある。ITバブルの時も、暴落以後も意地で持ち続け、結果は更に傷を拡大させた。どうするか今晩考える。

外債は円高が不安だが、ゼロになるものではないのでそれほど心配はしていない。実力以上の円高でも、トータルで損する日本人は余りいないはず。総資産ベースでは円資産の方が多いのが普通。ガタガタする方がグリーディーだ。

経済発展のためには何も役に立たないタンス預金やゆうちょ銀行にお金を預けていた保守的な既得権集団だけが損失をこうむらなかった。彼らは「だから言ったじゃないの」と得意げにグローバル市場経済システムを非難して満足げだが、ニッポンの「無能な悪い奴ほどよく儲かる」システムこそが問題じゃないか。

山中湖:韓国料理店「福豚(ポックテジ)」のランチはリーゾナブル!

山中湖に二三年前に出来たエライ韓国料理店が閉店し、新たに「福豚(ポックテジ)」なるレストランが出来た。同じく韓国料理。韓国料理はどこでも高すぎるので、今までおいらみたいな貧乏人は普通の値段で食べられる新宿以外では敬遠していたのであるが「ランチもあります」との看板。早速入ってみました。

ビビンパ定食が650円。前菜二品(従業員は「お通し」と呼ぶ)、大きなビビンバ、キムチ、スープ付きで、これはリーゾナブル。ビビンパはテーブルの横でウェイターが自らかき混ぜてくれる。かき混ぜた方がおいしいと分かっているのだが、散人みたいなニッポンのイナカ者にはいささか抵抗があった。スタッフがやってくれるのなら大歓迎。店内では日本語が通じにくいが、それもいいとしよう。

株価も下がったし、国内既得権集団を儲けさせるだけの無駄遣いは、一切やらないと決めた。テレビや農協の宣伝に乗せられて「地産地消」というべらぼうな価格の高級ブランド食材や「健康食品」とやらに法外な無駄遣いをしていると、みんな老後は野垂れ死にする。これ確実。これからニッポンの不況は長期化する。無駄で無意味に贅沢な消費生活を見直すいい機会だ。

バブルは終わったのである。質実剛健で行こう。

10/8 Today 閔妃暗殺事件(1895)

実質的な朝鮮の政治権力者であった皇后閔妃が暗殺された:
閔妃 - Wikipedia: "閔妃(ミンビ、びんぴ、1851年10月19日 - 1895年10月8日)は、李氏朝鮮の第26代王・高宗の妃。尊号は孝慈元聖正化合天[2]、諡号は明成太皇后なので、孝慈元聖正化合天明成太皇后となる。韓国では明成皇后、中国では 朝鮮王后(閔氏)または明成皇后と呼ぶ。明成皇后が卓越した政治的手腕を持っていたのではないが、夫の高宗が政治と妻に全く関心を持たず、関心が深いのは専ら多数の宮女や妓生達を相手にした漁色と酒といった放蕩三昧のみという愚昧な人物だったことから、明成皇后は王室に嫁いでから数年もしないうちに王朝の政治に深く介入するようになった。"
この暗殺事件は、乙未事変(いつびじへん)、「明成皇后 弑害事件」とも呼ばれる。


事件の真相はいまだに藪の中:

乙未事変 - Wikipedia: "親露に傾いていく閔妃に不満を持つ大院君や開化派勢力、日本などの諸外国に警戒され、1895年10月8日、それらの勢力により景福宮にて殺害され、遺体も焼却された。

この事件では朝鮮が親露化によって日本の影響力が低下することを恐れた日本公使・三浦梧楼が暗殺を首謀したという嫌疑がかけられた。外交官が王族を殺害することに関与するという行為に、日本は国際的な非難を恐れ三浦を含む容疑者を召還し裁判にかけたが、首謀と殺害に関しては証拠不十分で免訴となり、釈放した。

また、後に与謝野晶子の夫となる与謝野鉄幹も加わっていたとされたが、当日の木浦で釣りをしていたアリバイがあり広島地裁検事局は免訴とした。"

日韓両国の間には、とにかくいろいろあった。でも最近の日本の若い人達は、こんな歴史は聞いたこともないだろう(と思う〕。考えさせられる。

2008年10月7日火曜日

富士山の雪が消えてしまった!

今朝の写真。雪が見えなくなってしまった。

きょうは雨が降ったり止んだりの天気だったが、気温は高め。ストーブも燃えず。ようやく夕方になって自動点火された。炎をみていると、安らぐ。

10/7 Today エドガー・アラン・ポーが死ぬ(1849)

エドガー・アラン・ポー - Wikipedia: "エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe、1809年1月19日 - 1849年10月7日)は、アメリカ合衆国ボストン市生まれの小説家・詩人。血液型はAB型。1841年に発表された小説『モルグ街の殺人』には探偵のC・オーギュスト・デュパンが登場し、史上初の推理小説と評価されることが多く、その後の推理小説の発展に寄与した。また、ホラー小説の分野でも一時代を代表する作家とみなされている。さらに作品に科学的事実を取り入れる手法はジュール・ヴェルヌによって注目され、近代SF発展の一因ともなった。詩人としては、自らの詩を解説しながら詩の構築を説いた『詩の原理』で、フランスの詩人、ボードレール、ステファヌ・マラルメなどの象徴派の系譜に多大な影響を与えた。"
類い希なる才能の持ち主。その死に方も尋常じゃなかった。

エドガー・アラン・ポー - Wikipedia: "1849年10月3日、ボルチモア市の路上で重篤状態に陥っているところを発見されたポーは、ワシントン大学病院へ搬送され、10月7日の朝に死亡した。多くの資料は、ポーの最期の言葉は“It's all over now; write Eddy is no more.(もう何もかも終わりだ、墓には「エディはもういない」と刻んでくれ)”であったとしている。別の資料は、“Lord, help my poor soul.(主よ、哀れな魂をお救いください)”であったとしている。ポーの死因については諸説あるが、最期を看取ったJ・E・スノッドグラス医師は、過度の飲酒が直接の死因だと述べている。"

やっぱり酒はほどほどにしておかねばならない。

ミステリーばかりじゃなく詩もとてもいい。「アナベル・リー」は死んだ奥さんを唱ったもの:
アナベル・リー - Wikipedia

IT was many and many a year ago,
In a kingdom by the sea,
That a maiden she lived whom you may know
By the name of ANNABEL LEE;
And this maiden she lived with no other thought
Than to love and be loved by me.
I was a child and she wa a child .
In this kingdom by the sea:
But we loved with a love that was more than love --
I and my ANNABEL LEE;
With a love that the winged seraphs of heaven
Coveted her and me.
And this was the reason that, long ago,
In this kingdom by the sea,
A wind blew out of a cloud,chilling
My beautiful ANNABEL LEE;
So that her high-born kinsman came
And bore her away from me,
To shut her up in a sepulchre
In this kingdom by the sea.
The angels, not half so happy in heaven,
Went envying her and me -
Yes! - that was the reason (as all men know,
In this kingdom by the sea)
That the wind came out of the cloud by night,
Chilling and killing my Annabel Lee.
But our love it was stronger by far than the love
Of those who were older than we—
Of many far wiser than we—
And neither the angels in Heaven above
Nor the demons down under the sea,
Can ever dissever my soul from the soul
Of the beautiful Annabel Lee
For the moon never beams, without bringing me dreams
Of the beautiful Annabel Lee;
And the stars never rise, but I feel the bright eyes
Of the beautiful Annabel Lee
And so, all the night-tide, I lie down by the side
Of my darling - my darling - my life and my bride,
In the sepulchre there by the sea-
In her tomb by the sounding sea


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2008年10月6日月曜日

asahi.com:国交相「高速通行料、大幅値下げ検討」 民主に対抗か - 政治

高速道路の無料化は大賛成。とっくに償却されている道路が多いからだ。都市周辺高速道路は軒並み償却が済んでいる。でも国交相はこういう:
asahi.com:国交相「高速通行料、大幅値下げ検討」 民主に対抗か - 政治: "園田博之議員(自民)の質問に答えた。金子国交相は「地方が先行するかもしれないが、全国の高速道路で大幅に引き下げていく方向で検討したい」と述べた。"

でも、なんで償却が全く進んでいない熊しか使わない「地方道路が先行」なのだ。自民党ではやっぱりダメそう。

経済性をまったく無視して建設されたイナカの道路をいくら無料化しても、国益に合致しない。自民党は自分たちの支持基盤にお金をばらまくことだけを目的として、全国にこんな「クマ道路」を都市納税者の負担で建設してきた。それなのに「クマ道路」から無料化するという。

おかしいと思わないか? 都市納税者、もっと怒れ!

日テレ:小さな村の物語イタリア サルデーニャ州……これじゃイタリアはいよいよ負ける

ダメなイタリア礼讃は、NHKばかりじゃないのだ。
小さな村の物語イタリア 第27話サルデーニャ州マモイアダ村語り・三上博史 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]: "小さな村の物語イタリア 第27話サルデーニャ州マモイアダ村語り・三上博史
厳しい島の歴史が村人の結束を強めた。豊作を願う黒い仮面のカーニバル。生まれた時から羊と一緒…父の仕事を継いだ若き羊飼い。夫への愛情を忘れない…黒い服を着る理由。"
番組が礼讃するあんなライフスタイルは、誰のためにもならない。イタリアがヨーロッパの落ちこぼれといわれるまでに落ちぶれた所以だ。でもニッポンではそれが大人気みたいで、テレビではイタリア礼讃番組が目白押し。ニッポンも「アジアの落ちこぼれ」と言われるまでに落ちぶれる前兆か?

イタリア・サルディーニャの先祖代々の羊飼いの生活は「儲からない」として息子が求めた生活が、カーニバルに使う「仮面作り」。観光客用にすごく高い値段で売れるという。息子は得意満面。でもおかしいのじゃないか? 

本当は、羊の乳搾り作業の生産性をもっと高める工夫が求められたのではないのか? 親がやっていたのはあまりにも原始的な乳搾り様式だった。

息子が作る「素人芸の仮面」が高い値段で売れるのは、ヨーロッパ経済がバブルだからに過ぎない。バブルが収まれば、誰もあんな「学芸会出品作品」みたいな仮面には見向きもしなくなる。息子は本業を忘れて自分が勝手に「芸術」とするものに逃避しているのである。みんなそういう風だから、イタリアはダメになった。

我がニッポンでも、同じような馬鹿げた行為が目立つ。農村の「民芸品」とやらにどれも信じられないぐらいバカダカイ値段が付けられる。あんなものを外国のおみやげに持って行けば、大恥をかく(おいらも経験済み)。ニッポンの農民はもっと本業での生産性向上に努力するべきだ。本業で勝負する。それこそ上杉鷹山の精神だ。まっとうな人間は、「虚」にすぎない「ブランド」とやらで人を騙して儲けようとしてはいけないのである。それこそ農業の「虚業化」である。 

広告寡占大資本を動員して、競合相手の中傷宣伝をしたり、また実質は何もない「ブランド」とやらで実質価格の十倍以上の値段を消費者からぼったくろうとする農水省に支援されたニッポンのノーソンの基本戦略は、世界が大不況に向かっている現在、消費者からそっぽをむかされることにならざるを得ない。

山中湖:トリカブトの群生地を見つけたことなど

昨日北富士演習場でトリカブトらしき花が大量に咲いているのを見かけたが、本当にトリカブトなのか今ひとつ自信がなかった。でもこの写真を見てはっきりした。やっぱりトリカブトだった:
トリカブトと白鳥とハンバーグ♪ - 風に吹かれて - Yahoo!ブログ: "ここ(山中湖)はトリカブトの自生地。"


人間十人ぐらいはイチコロでおだぶつになりそうな量だったのに、迷路みたいな道をぐるぐる回った揚げ句に辿りついたところだから、もう一度行けと言われても自信がない。

こう言うときに備えて北富士演習場に入るときにはGPSを持っていった方が良い。スタックして助けを求めるにもGPSなしでは位置を連絡できないのだ。

貞子ちゃんの連れ連れ日記:イマカラデモオソクハナイ、株式市場から即座に撤退するべし!

う〜ん、やっぱりそうか:
貞子ちゃんの連れ連れ日記: "今は、個人の投資家の方におかれましては、株式市場から撤退しそびれた人でも、今からでも遅くないから、即座に全面撤退したほうがより無難なのです。"
散人はすぐ乗せられる方だから、ついその気になってしまった。

でも個別銘柄ではまだまだ売るチャンスはありそうだから、とりあえず「平均値勝負銘柄」から撤退を始める。

野村の世界不動産投信を全量売り。前から売りたかったのだが、肩を押された感じ。ついでにETFも持っていたので成り行きで売った(EPP, DIA,DVY,EWZ, TOK)。平均値を忠実に反映するインデックスは、こういうご時世、みんな一緒に真っ逆さま。

安くなったグロゾブにでも移すか。

10/6 Today ル・コルビュジエが生まれる(1887)

20世紀の偉大な建築家ル・コルビュジエのお誕生日:
ル・コルビュジエ - Wikipedia: "ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887年10月6日 - 1965年8月27日)はスイスで生まれ、フランスで主に活躍した建築家。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ(Charles-Edouard Jeanneret-Gris)。"
でも、個人的にはあんな建物に住みたいとは思わない。エライ建築家は独りよがりな人が多い。ニッポンでも。

でも彼がデザインした家具はなかなかいい:

ル・コルビュジエ - Wikipedia: "ル・コルビュジエの建築模型や図面、家具は、20点以上がニューヨーク近代美術館に収蔵されている。単純な構成で快適さを求めたル・コルビュジエの家具は、GRAND CONFORT(大いなる快適)と呼ばれLC3、LC4(椅子)は有名である。"

メンションされていないが、LC2 がそもそものオリジナル。すっぽりと下半身を包み込まれる座り心地は格別。Grand comfort !



2008年10月5日日曜日

米国エコノミスト連中は圧倒的にオバマ支持らしい

英エコノミスト誌が米国の有力エコノミスト142人にオバマとマケインどっちがいいかアンケートをとった。エコノミスト連中は圧倒的にオバマ支持とのこと:
N.B.E.R. Economists on the Candidates Economic Plans - Freakonomics - Opinion - New York Times Blog: "The good news for my friend Austan Goolsbee, who has been a leading figure in the Obama campaign, is that 80 percent of the economists polled think Obama would pick a better economic team. Even the Republicans polled think Obama has a better grasp of economics than McCain."


でも、国民はエコノミストの言うことなんか聞かないのが普通だから、勝負は最後まで分からない。

個人的には、マケインはやがて老衰で死ぬだろうし、そうなればPTAおばさんみたいのが覇権国の大統領になってしまうし、オバマに頑張って欲しいな。

北富士演習場に入らせて貰った!

今日は立ち入りOKの日。地元の生業として山菜採りなどをする人に対してのみ北富士演習場が開放されるのだが、まあおいらもいいだろうとジムニーで乗り入れ。驚きました。見わたす限りの広大な自然そのものの原野(写真)。戦車もたくさんあった。

東富士五湖道路からみると真っ直ぐ富士山に伸びている原野でそれほど広くはない印象だが、中にはいると山あり谷ありでとてつもなく広い。連絡道路(戦車道)などの主要な道は砂利が敷いてあって普通車でも問題なし。でも脇道が迷路のように張り巡らされており(装軌車道)これはキャタピラー車でないとダメ。キャタピラーの轍がとても深く道の中央が馬の背のようになっており、普通車では底が衝いてしまうし片輪を轍に入れて走ると横転のおそれがある(ジムニーなら平気)。その道から外れると、これはもう戦車やクロカンでないといけない。

ジムニーの荒れ地走破性は感動的でした。四輪が独立してそれぞれ地面を踏ん張るように設計されているのか極端な凸凹地面でも車体はあまり傾かない。今日は最初だからあまり無理をしなかったけれど、これは当分楽しめそう。

ほとんどススキで一面だが、いろんな野草の花もきれいだった。森もあるのでキノコ採りにもよさそう。これだけの自然が残されているのは、自衛隊のおかげ。感謝である。

ところどころに道標があるが、日本語と英語が併記されている。そういえば米軍もこの演習地を使うことがあるのだ。

入り口は一個所。鎌倉往還の自衛隊入り口あたりから反対側の陸上自衛隊梨ヶ原厩舎に向けて一本道がある。日曜日はだいたいOK。地元の老夫婦なんかが四駆の軽自動車で乗り入れて野草とりをしているのに出会う。

10/5 Today レモンの日……智恵子が死んだ日だから

昭和13年(1938)の今日、高村光太郎の妻智恵子が死去。夫光太郎の詩「レモン哀歌」にちなみ、この日を「レモンの日」とすることが決められたとのこと。
高村智恵子 - Wikipedia: "高村 智恵子(たかむら ちえこ、1886年5月20日 - 1938年10月5日、旧姓長沼、千恵子は誤表記)は洋画家である。彫刻家の高村光太郎は夫である。彼女の死後、夫が出版した詩集『智恵子抄』は有名である。"
今は昔、レモンは当時ハイカラでエキゾティックな果物であった。

「レモン哀歌」:
レモン哀歌〜高村光太郎「智恵子抄」より〜

そんなにも あなたはレモンを待ってゐた
悲しく 白く 明るい 死の床で

私の手から取った一つのレモンを
あなたの綺麗な歯ががりりとかんだ

トパアズ色の香気がたち
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱっとあなたの意識を正常にした

あなたの青く澄んだ目がかすかに笑ふ
私の手を握るあなたの力の健康さよ

 

あなたの喉に嵐はあるが
かふいふ命の瀬戸際に

智恵子は元の智恵子となり
生涯の愛を一瞬に傾けた

それからひととき

昔さんてんでしたような深呼吸を一つして
あなたの機関はそれなり止まった

あなたの青く澄んだ目がかすかに笑ふ
私の手を握るあなたの力の健康さよ

写真の前にさした桜の花影に
涼しく光るレモンを今日も置かふ


智恵子抄 (新潮文庫)智恵子抄 (新潮文庫)
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それにしてもこの時代の人のレモンに対する思い入れは尋常ではなかった。梶井基次郎の「檸檬」(この漢字は「レモン」と読む)ではレモンが爆弾と化して丸善を吹き飛ばす。遠い国から渡来する異国の果物で貴重品であったから不思議な力を持つように思われたのだろう。暑い乾燥地帯でしかよく育たないので日本での栽培は無理だった。

国際貿易の発展でレモンはいまや日常的な食材となった。グローバリゼーションの恩恵である。レモンを無理に日本でつくることはやらないほうがいい。マンゴーも同じこと。無理やりニッポンで作れば一個10万円にもなるのである

2008年10月4日土曜日

山中湖:クロツグミが来たこと、富士山に金星が出ていることなど

富士山の右側。ちょっとぶれてしまったが、これは金星か。

今日はテラスにやってきたクロツグミ(♂)を見た。シジュウカラガンも12〜3羽、浜辺を散歩していた。これはカナダから渡来したものではなく、富士五湖に住みついている亜種だろう。

シジュウカラガンの日本への渡来はほとんど目撃されていない(過去ほんの数件)。山梨県のシジュウカラガンは動物園から逃げ出して富士山周辺に住みついた先祖の子孫。外来種だ。ここ:
カナダガン - Wikipedia: "日本では昭和初期までは、宮城県仙台市付近に亜種シジュウカラガンの一大越冬地があったが、現在は数少ない旅鳥として、全国で数羽程度しか渡来しない。宮城県の伊豆沼ではマガンの群れに混じってごく少数が定期的に渡来している。
山梨県で繁殖している本種は、シジュウカラガンとは別亜種で、飼育されていたものが半野生化したものである。"

山中湖村は、他府県では嫌われ者のブラックバスに温かい手を差し伸べて積極的に保護するなど、外来種には寛容なのだ。ニッポン全体がこうなれば、日本の経済ももっと上向くのに、残念。

10/4 Today グレン・グールドの忌日(1982)

天才グレン・グールドが死んだ日:
グレン・グールド - Wikipedia: "グレン・グールド(Glenn Herbert Gould, 1932年9月25日 - 1982年10月4日)は、カナダのピアニスト、作曲家。"
合掌。

若い頃の彼の動画がある。面白い:



グレン・グールドの愛読書は漱石の『草枕』であったそうな。漱石とは意外な感じがするが、『草枕』についていえば、ある種の普遍的な美しさがあるので、わかるような気もする。

2008年10月3日金曜日

大相撲八百長報道:日本相撲協会はあくまでも「科学」を無視するつもり

まだこんなことをやっている:
asahi.com(朝日新聞社):大相撲八百長報道めぐり元力士証言 午後には朝青龍出廷 - スポーツ: "大相撲の横綱朝青龍の取組で八百長があったと報じた「週刊現代」の記事などで名誉を傷つけられたとして、朝青龍や対戦相手の力士らと日本相撲協会が、発行元の「講談社」(東京都文京区)などに損害賠償や謝罪広告を求めた訴訟の口頭弁論が3日、東京地裁で開かれ、元小結の板井圭介氏が講談社側の証人として出廷した。"
日本相撲協会は講談社に数億円の損害賠償を請求している。あまりにも「常識」とはかけ離れた「ごり押し」。昨今のニッポンにはこんなのが多いね。

ところで、相撲のことはなんにも知らない1人の統計学者(経済学者)が日本の相撲の星取り表を分析し「ニッポンの相撲は八百長だ、確率論的にはあり得ない勝敗結果である」と断言したことはご存じか?

この本:
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普通の人はみんなそのことを知っている。これで日本相撲協会が裁判で勝ち、「王様は裸だ」と指摘したと勇気ある出版社が数億円ものペナルティーを課されるとなれば、日本の裁判システムこそおかしい、ということになる。

「年金などを貰っている高齢者は選挙権を返還するべきだ」(貞子ちゃん)

昨今のネットではポリティカリーコレクト(PC)なクリシェ(紋切り型)が氾濫していて、すっかりネットサーフィンはご無沙汰していたが、これは面白い:
書評:この国の経済常識はウソばかり:貞子ちゃんの連れ連れ日記 - AOLダイアリー"立木氏は、マスメディアが垂れ流す「高齢者=弱者」という虚構の構図が、どれだけ嘘っぱちであるかを、経済の知識を駆使しながら、とても分かりやすい話し言葉で、解き明かしている。アメリカも欧州も日本も先進国の経済がデフレスパイラルへ落ちてゆこうとしている今、政治の季節がやってきている。こういった時期こそ、日本人なら、必読の書が「この国の経済常識はウソばかり」だ。急速に高齢化が進むこの高齢大国:日本社会では、もはや高齢者は弱者では一切ない。彼らこそが、社会的強者である。(中略)貞子の提案:介護保険や後期高齢医療保険や公的年金すべてを含めて、現役世代の収めた保険料や税金に、「なんらかの形で」「いくばくかでも」お世話にならいといけない人々は、せめて選挙権くらいは国へ返還してください。"
かなり本当のことを言っていると思う。

抜粋:
  1. 急速に高齢化が進むこの高齢大国:日本社会では、もはや高齢者は弱者では一切ない。彼らこそが、社会的強者である。

  2. 日本の個人金融資産は、純資産(金融資産から負債を引いた部分)では、そのほとんど8割以上がリタイアした高齢者によって保有されている。今の日本では、高齢者こそが社会的強者なのである。

  3. さらにさらに、日本国内の福祉予算のおおよそ8割は高齢者向けに使われている。社会的強者のための福祉政策を延々と絶望的に継続しているのが、今の日本の政治の現状であり惨状である。

  4. 有権者の中で、半数以上が50歳以上を占める以上、この日本という国で、改革(=市場メカニズムの導入、言い換えたら「公平」へ向けての改革)が進むわけがない。

  5. なぜなら、たいていの50歳以上の人々が一番恐れるのが、公平な市場メカニズムなのだから・・・。

  6. 労働市場から公平に評価されたら、ひとたまりもない人間が急速に増えてゆくのが、50歳あたり(アラフィー)からである。

  7. 再び日本経済が深刻なデフレスパイラルに陥ってゆく今後は、数と資金力にものを言わせて、「危険なお年頃」と「凶暴なお年頃」のシニア世代が、束になって、塊になって、政治の世界でパイの奪い合いを始めるのではないだろうか・・・。

  8. 「にわか高齢者武士」の間で「武士はくわねど高楊枝」などとほざくのが流行っているらしいのです。そして彼らは、お金を使わないで、しこたま貯め込んでいるのです。

  9. 彼ら60歳以上のシニア世代は20年前のバブル崩壊で思いっきり懲りてしまったのだ。そして、彼らは、その後は一斉に、「絶望的なデフレ愛好者」「異常なまでのデフレ・マニア」へと急速に変身していってしまったのである。

  10. デフレ経済は、先に生まれたものほど有利である。なぜなら、シニア世代なら、ただただ何もしないで、お金だけ貯め込んで、会社へ行けば、若者のリストラだけを進めていれば、若者の新規雇用さえ控えていれば、シニア世代だけは、なんとか食いつないで行けるのが「デフレ経済の正体」なのだから・・・。

  11. 貞子の提案:介護保険や後期高齢医療保険や公的年金すべてを含めて、現役世代の収めた保険料や税金に、「なんらかの形で」「いくばくかでも」お世話にならいといけない人々は、せめて選挙権くらいは国へ返還してください。

散人も高齢者だから、少しは反論したいのだが、耄碌してしまっているのでうまいぐあいに議論が出来ない。でもこういった「損得勘定」に基づく議論はもっとなされてしかるべきだと思う。多くの国民は「損得の議論」ははしたないとか、弱者には優しくしなければとか、地球に優しくとか、教育を通じて体制側にうまいこと洗脳されてしまっており、既得権集団だけが得をして普通の国民はボラれて損をする政策にも両手をあげて賛成しているのが現代ニッポンの現状。これは健全なものではない。

高齢者世代と現役世代の利害相反のみならず、既得権集団対一般国民、大都市対地方、消費者対農村……こういった利害対立軸でもっと突っ込んだ議論が進むことに期待したい。

10/3 Today 大津皇子に死を賜う (686.10.3)

天武天皇が臨終の床にあるとき皇太子草壁皇子に対する大津皇子の謀反が囁かれる。大津皇子は姉の大伯皇女と今生の別れを告げてから捕らえられ自殺。妃山辺皇女は髪振り乱し裸足で走って夫に殉ずる。
大津皇子 - Wikipedia: "大津皇子(おおつのみこ、663年(天智天皇2年) - 686年10月25日(朱鳥元年10月3日))は天武天皇皇子。母は天智天皇皇女の大田皇女。同母姉に大来皇女。妃は天智天皇皇女の山辺皇女。"


万葉集:

ももづたう磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ(大津皇子)

現身の人にある吾や明日よりは二上山を兄背と吾が見む(大来皇女)


大津皇子には敵がいた。しかも相手が悪かった。壬申の乱を夫と共に戦い勝利した持統天皇(当時皇后)だ。天武天皇が死ねば跡継ぎの問題が生じる。才知あふれる大津皇子に引き比べわが子草壁は凡庸だったのだ。


人類の歴史で「嫉妬」ほど多くの暴力の引き金となったものはない。その感情は相対的・多面的な比較から発生するものであるから、いくら社会全体が豊かになり表面的改革がなされても、個体差が存在する以上お終いとはならない。やっかいなものである。

2008年10月2日木曜日

山中湖:富士山に雪が積もってバス一匹

寒くて雨ばかりだったけど、きょうは久しぶりに良い天気。富士山に雪が積もっていた(写真をクリックすると大きな画像が見られます)。バスも釣れたし、幸せ。

このところ連日気温は12〜3度。一日中ストーブを入れていたが今日は久しぶりに晴れ。明け方、硝子戸にものがぶつかる大きな音がして出てみるとヒヨドリだった。可哀想に脳震とうを起こしたのか口を開けたまま動かない。しばらくそっとそのままにしておくと、やがて意識を回復しどっかに飛んでいってくれた。久しぶりの晴天にヒヨドリも勘が狂ったのだろう。晴天下、富士山のてっぺんがうっすらと白くなっている。この雪は残る雪だろうと思う。

ボートを降ろす。地元の志村シート謹製のボートカバーは分厚くて完ぺき。雨水はもちろん湿気すらが全く入っていない。重たいが質実剛健でなかなかよろしい。

ウィードが9月中にかなり伸びて繁っている。バスの放流はあったものの水温が低くて難しいとのことだったが、水深2メートルぐらいのウィードの底を4インチグラブのスプリットショットでゆっくり引いてゆくと釣れました。口が小さくお腹が太い流線型のバス。わりかし大きい。今度の放流バス(オオクチバス)はコクチバスと間違いを犯した親の子か?

エレキ用のバッテリー二個(一個24キロ)を充電のために持ち帰る。筋トレ。今まで12ボルトで使っていたがヒューズを交換して24ボルトでもつかえるようになった。速いのはけっこうだがこれを多用しているとバッテリーがすぐなくなる。

2008年10月1日水曜日

NHKは日本(ニホン)のことを、なぜ「ニッポン」と発音するのか?

今晩のNHK番組を見ながら気になったこと(実は前から気になっていたが)。番組とは日本への観光客誘致についての真面目な番組、外国人(韓国人)女性ゲストをはじめ日本の大学教授のゲストもみんな「ニホン」と発音しているのに、NHKのアナウンサーだけは、男性アナも女性アナも、ゲストの発言を遮るように「ニッポン」と発音するのだ。この対称性は衝撃的ですらあった。印象だが、安倍ボクちゃん長州閥内閣以降、特にこの傾向が強まったように思う。

普通の日本人には「ニホン」という発音が圧倒的に受け入れられており、かつ抵抗感がない(国語研究所の調査)。それなのにNHKは敢えて「ニッポン」と発音する。上からの指導があるのだろう。ゲストに対しても「ニホン」じゃなくて「ニッポン」と発音するように事前に指導があるという。「ニッポン」の方が、力強くて愛国心を鼓舞するからだそうだ。「ダイニッポンテイコク」という発音の延長か。

仄聞するところ「ニッポン」という発音は、九州の薩摩地方や長州地方の方言であるらしい。いわゆる本州の(普通の)日本では「ニホン」という発音が普通である。

くわばらくわばら。薩長農村イナカ文化の日本支配は、平成の日本でも依然として進行しているのだ。これは単に日本をどう発音するかばかりじゃなく、すべての価値観に於いてそうだ。なんとも嘆かわしいことである。