2009年9月30日水曜日

JALと地方空港問題は、ニッポン問題の本質でもある!

この二三日NHKラジオを聴いている。他のことをやりながら聴けるという効率性もさることながら、多数派の日本人の考え方を知る上でとても参考になるのだ。これがわれわれ一般人の常識から相当乖離しているのである。これはイナカべったりのNHKの編集方針によるものだと思いたいのだが、背筋が寒くなるのが「ニッポン人はみんなこういう風に考えている」という恐怖の仮説。

今夕のJAL問題と地方空港問題での視聴者参加番組では、意見を寄せた視聴者のほとんどが採算がとれなくても地方空港の廃絶に反対だという。赤字分は国(すなわち納税者、とりもなおさず大都市住民)が払えば良いというのだ。本当にニッポン人はここまで自分のエゴと利権しか考えない人間に成り下がってしまったのだろうか。

全国津々浦々に地方空港を建設し、イナカ路線を強引に(都市住民の負担で)JALに開設させたのは、ニッポンを牛耳る農村既得権集団の政治力。一番儲かったのは土地買収で農地を売り抜けた地主(買収予定地から外れて儲け損なった地主は自分の土地の山林を出来るだけ高く成長させ飛行機発着の嫌がらせをする(あいつらのいう「誠意を示せ」とは「お金をよこせ」と言うこと)。いちばん損したのは納税者(大都市住民)。世も末の現象だが、この番組を聞く限り、こういう政策がいまだに日本国民の多数派に支持されているらしい。暗澹たる気分となった。

今日の最高裁判決でも「一票の格差」が5倍近くでも合憲とされたのだから、司法まで動かすあいつらの政治力、恐るべし。マクロ経済的には誰のお金を誰に所得移転しようとマクロでは中立だが(亀井静香の政治倫理もそうなのだろう)、こんなことが続くとニッポンがどんどん「イナカモン化」して行くことは避けられない。

5 件のコメント:

須賀徹 さんのコメント...

お久しぶりです。
以前は失礼なコメントすみませんでした。

本題。
NHK的解釈では浜松町に住む私や余丁町にすむ散人さんはニッポン人では無いという事なのでしょう。
代表的は午後7時のニュースでさえ直訳して他の先進国で流せばそのまま人種差別で牢屋行きのような放送「○○人風のオトコが~をした」など。
すでに後進国並みと思います。

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
庵主と申します。

国政に関して自分は「特別に自民党が好き、
或いは民主党でなければダメだ」などという
特定の政党を贔屓にしているわけではありません。

しかしながら地方空港についてコレは自民党の
姿勢そのものだと思っております。
50余年の体制の中で空港なり道路や或いは
大型土木建造物を造り続け国民もそのような
やり方が「日本のアタリマエ」と思ってきた
のではなかろうかと。なにしろ大半の国民が
生まれてからこっち、そのような政策の中で
随分と生活してきたわけですから。

ただ本項の中で言われる視聴者の殆どが採算が
取れなくとも地方空港廃絶に反対、これが
そのまま(地方住民の)総意或いは多勢意見と
解するのは早計かもしれませんよ。
小生の現在居住地には静岡空港を擁してますが
どうも直接的に話ネタとして聞いた範囲では
相当多くの「地元民」は存在価値に懐疑的で
あるようで、その結果は先の知事選にも反映
されたようですし。

 >本当にニッポン人はここまで自分のエゴと
  利権しか考えない
 >人間に成り下がってしまったのだろうか
これについては十把一絡げに断ずるのは難しい話
かと。自分のような企業の勤め人ですと直接的に
政策のオコボレにあやかれる機会はまず
ありえませんが農村部では(かくいう自分の
勤務地もそのようなものです)実際にタカリ体質は
存在するようです。
第二東名が計画された際、無理やり休耕地に
生産性の無い畜舎やビニルハウスを作って
補償金成金になったという「噂」とか。

とりあえずのところNHKは公共放送の看板を持って
いるわけですがたとえそこからの情報であるにせよ
本当のところ、つまりはその先にある真実(という
文字を使うのが適切かどうか自分にもわかりません)
は必ずしも同じ場所に在るとは限らぬのでは
あるまいかと思った次第です。

幾つかの記事を読ませていただいた結果に思うのは
何やら痴呆脳損  あ、すみません誤変換でした。
地方農村に屈託があるような気がしましたけれど
自分としてはかつて宮田輝(おそらく御存知、
ふるさとの歌祭りなる番組の司会者ですね)
が国政選挙で圧倒的得票で当選させた土壌が脈々と
現代にも腐敗に任せて進んだ結果ではないかいな、
などと思っています。

それから「イナカモノ観」ですがこれは「都市部」
と比較して相対的に出てくる話で、大多数の国民は
地方在住ですから絶対的に地方日常の周囲環境が
居住者自身にはアタリマエの普通で「カッペ」という
自覚や概念自体が無いのでは?
ソコに都市部生活者とのズレもまた生じさせる
因子があるのかもしれません。
イナカモノの定義は難しいのでしょうが自分は東京
こそが現代のイナカモノ博物館だと思う時があります。
四つばかし昔には今の通勤圏になっている少し先あたり
から集団就職でやってきたり成長期に住みついて以降の
二世連中が伝えてもらえるものも無いままに目に
するものが東京の全部と思って都市の構成者に
なっていたり、そのような気がします。

最たるものは国会かも知れません。本来は国政の
桧舞台であるはずでも どうにも田舎芝居を
見せられている感じでしょうか。

単なる個人的感想のようなものを書き連ねて
申し訳ありませんでしたが今宵は少しばかり気になる、
というのがコメント入力もあることだし、と思うところ
まで行きつきましたので。
失礼いたしました。

余丁町散人 さんのコメント...

須賀さん、お久しぶり。「失礼なこと」ってなんでしたっけ。とにかくNHKの大都市住民軽視姿勢は困りますね。人口30万人ぐらいの「県」にも必ずNHK支局があり、今日の運動会はどうだったかとか地元のローカル番組を放送しています。だったら、新宿区や港区にもそれぞれ独自のNHK支局とローカル放送が欲しいです。おいらも地元の小学校の運動会の様子を知りたい。

庵主さん、どうも。自民党政治の問題と言うよりもともとあった「なんとか根性」の問題でしょうね。全国から人が集まっている東京にもそういうのが沢山います。その点、関西人(京都大阪)は伝統的に都会人なんですが、経済の地盤沈下があり、彼らは計算高いから昨今の風潮に乗じてうまく得する方を選択をしてしまっている。かくして歯止めがなくなり、ニッポンは「脱矜持」にむかってまっしぐら。

匿名 さんのコメント...

先日に記させていただいた庵主です。
まるで思いつきのようなコメントに
返礼をいただけまして恐縮です。

さて、、
御無礼ながら以前の自分は最初この場を
読ませていただい時に余丁町というのが
一体、新宿区のどのあたりだか知りません
でした。興味本位で調べてみて少々自分自身
で苦笑い。
二十人ほどは集まっているであろう随分と
昔からの御先祖様の居場所の隣町みたいな
ものだったわけです。
以前のフジテレビ下通りをユルユル歩いた
所に菩提寺がありましていつかは自分も
そこへ同居することになるんだろうな、と。
幼少の頃は叔父が河田町で年に何回かは
祖母の供して遊びに行っていたのですが。

実家からは20分少々で行けるはずでも
普段なかなか立ち寄る事もできませんが
こちらの記事は是非とも定期閲覧させて
頂きたいと思います。

匿名 さんのコメント...

なんかデジャブーです。
国鉄の赤字問題を想い出します。そう言えば、「空の動労」も健在のようですし。